« 楢峠から飛騨市・宮川町「うつぼ」へ、その1 | トップページ | 十二ヶ岳、バチ当たり登山 »

楢峠から飛騨市・宮川町「うつぼ」へ、その2

ゴリラ・ツーリングメモ、NO,4

2009年7月12日(日)

飛騨市河合町・角川の国道360号線から国道471号線への入り口には、大きな標識があるのだが、なぜか以前、表示されていた富山・八尾町への案内が消されている。つまり通行止めが多いので、この道を頼りにしては困るという意志表示である。これが「開かずの国道」と言われている理由の一つでもある。

ここから楢峠まで約7キロくらいあるだろうか。ゴリラで道の左に清水(すくって飲めるほどのきれいな水)の流れる川を横目で見ながら、車一台通れるほどの道を昇っていく。道路は簡易舗装で、ダートではない。 はじめはゴリラのサードギアで時速30キロ走行で順調に走っていたが、しだいに道は上昇率が高くなり、とうとうセコギアの20キロ走行となる。

この時のエンジンの回転数は、タコメーターが無いので断定できないが、エンジン音からの推測では毎分6000回転くらいだと思う。このスーパーカブ系のエンジンは、恐らくレッドゾーンは8000回転くらいではないだろうか。エンジンはツインカムではないが、ピストンが小さいので、よく廻るエンジンである。 因みにホンダ・CB50のエンジンも、ツインカムではないが、1万回転まで楽々廻せたはずである。

閑話休題。 それにしてもしつこい峠道で、行けども行けどもヘアピンカーブが続く。河合町から天生峠、白川郷へ続く峠道より、タイトなカーブが続く。 途中、すれ違った車は3台、まあ、交通量はこんなもんだろう。こちらは原付バイクなので、譲り合いなどの面倒はない。

しだいに気温が下がってきて、肌寒く感じる。恐らく気温は20度くらい。下の角川では24度あった。沢の流れも気温を下げる原因だろう。バイクに乗るときは、夏でも長袖を着るのが原則で、私も普段から羽織っているが、もう一枚、ウインドブレーカーが欲しい。

ここ数日、大雨が降ったので、道の所々、濡れている。小さな流れもある。 が、20キロのトロトロ走行ではノープロブレム。ゴリラのブロックタイヤはガッチリとグリップして頼もしい走り。 ただ、時々、キツイ昇りではローギアにまで落とすことがあり、この速度では、エンジンのオーバーヒートが心配。宮崎アニメ、「紅の豚」の1シーンを思い出す。「がんばってくれよエンジンちゃん。」。

私が経験したもののうちでも、5本の指に入るほどのシツコイ、タイトコーナーが続く昇りをようやく制覇し、峠にだどりつく、20分ほどかかっただろうか。峠には約束どおり祠がある。めんどうなので賽銭もあげず、素通りする。

峠から100メートルほどで、471号線・472号線の標識があり、ついでに、三叉路に別れる。右方面は富山・八尾町、左は「水無ダム」(水はちゃんとあります)を経由して富山・利賀村へ行く。ただし、そちらは予想通り通行止めの標識あり。まあ、恐らくバイクなら通行できるであろうが、この次ぎの楽しみにとっておく。実はこの先の牛首峠を走破する計画があるのだ。

今回は二谷から万波高原が目的なので、右の林道(国道・酷道?)を下る。

道は下りなので、もうオーバーヒートの心配はない。トップギアかサードギアのエンジンブレーキを併用しながらコーナーリングを楽しむ。峠から1キロくらいのタイトコーナーは簡易舗装であるが、後に完璧な舗装路となる。ただし1車線の幅。これが実にバイクには気持のいい道。時速40キロから50キロで、安定して走れた。かつて無いほどのご機嫌な下りの道。来てよかった。自転車でも最高の気分ではないだろうか。思うに、八尾町までペダルをこがずに進めるかもしれない。

峠から下って3キロばかり進んだろうか。やがて再び三叉路に出くわす。標識では右は上・万波林道とある。この林道が、目標、万波高原に通じる道。とうとう近くまで来た。ダート走行で時速20キロ。少しずつ昇っていくが、ダート走行には心細い感情と、若干の恐怖心が湧いてくる。

つまり、こんな携帯も圏外の山奥で、バイクが故障したらどうしよう。という現実的・不安感と、先日も遭遇した熊チャンにバッタリ会ったらという、恐怖。 あるいは、林道の林から、いきなり烏天狗 ・・・(日本の烏天狗をモデルにしたという映画「プレデター」の宇宙人のような。)・・・が「ウリャー!!!」と飛び出てきて襲うのではないかという妄想が頭をよぎる。

こんな小心者の心理状態も束の間、10分ほどで、あっけなく、高原らしき頂上の林道・三叉路に到着。ここにはチェーンで通行止めのゲートがあるが、こんなものはゴリラには通用せぬ。楽々とくぐって右の開けた土地の林道を進む。すると所々、舗装されている。シメタ。万波高原の道に間違いない。とうとう目標に到達。10年前、車で走破できなかった道を逆コースでリベンジした。

左に、これまたすくって飲めそうな清水の流れる万波川を見ながら走ると、完璧な舗装路となり、牛舎が現れる。しっかりした建造の橋を渡ると道の右側に広い牧場があり、綺麗な牛、10頭くらいが草をはんでいた。

もう、この高冷地野菜畑と牧場がある万波高原・・・標高1000メートルくらいであろうか ・・・から、宮川町までは経験済みのコース。完璧に舗装された、新万波峠を経由して、約10キロの下りは、またバイクのコーナーリングを楽しめるコースでもある。以前、車で逆に走ったときは、行けども行けども、舗装路が昇っていくので、どこまで続くのかとあきれてしまった道でもある。

完璧に舗装された、つづら折の道を下り、15分で飛騨市・宮川町「うつぼ」に到着。ここにはJR高山線の無人駅がある。

JAの店があるのだが、本日は休業。別の店に自動販売機はあるのだが、飲み終わったカンを入れる回収ボックスが置かれていない。水分補給は諦める。いつも思うのだが、自販機の横にはカンの回収ボックスを置ケッチューノ。売りっぱなしは無責任である。

以上で、今回の目的達成。自宅を午後1時に出発、「うつぼ」には3時半に着いた。250ccのオフロードバイクならば、2時間もかからないだろう。しかし、排気量五分の一、50ccの原付ゴリラで走破したという達成感は5倍以上あるかもしれない。

追記: 写真も地図も載っていないツーリングレポートとは、我ながらつまらないものと思う。そろそろデジカメを使い、人並みにブログに写真を取り込みたい。

|

« 楢峠から飛騨市・宮川町「うつぼ」へ、その1 | トップページ | 十二ヶ岳、バチ当たり登山 »

ゴリラ・ツーリングメモ」カテゴリの記事

コメント

リベンジ、おめでとうございます。走破してやった・・・という達成感が伝わってきました。ゴリラってカッコいいですね♪私の乗っていた原付(名前は忘れましたがヤマハ製でした)は、平坦な道を1時間も走ると、エンジン部分がメチャクチャ熱くなりました。
水無ダムは面白い名前ですが、牛首峠というのも傑作ですね。
で、ちゃんと牛さんたちがスタンリーさんを待っていてくれたというのが、ほのぼのしていて良いですね~。熊さんが待ち構えていたら怖いでしょ?(笑)。地名には由来があると思うので、熊首峠なんて所には気をつけてくださいね。
デジカメの写真もいいですが、こうして紀行文として読むと、想像力が働いて情景が浮かんできます。

投稿: マーちゃん | 2009年7月15日 (水) 00時11分

マーちゃん。こんばんは。
インターネット・EXP・・・をバージョン8にインストールしたらなんだか調子が狂います。モンキーは新型が出ましたが、ゴリラはまだですね。でも日本製のバイクは高くなりました。モンキーは30万円します。
牛首峠はなんだか怪談話にありそうな名ですね。この峠は結構有名なんです。ひょっとして、もっと大きいバイクで挑戦するかもしれません。デジカメ写真はいつのことになるやら。でも使いたいですね。

投稿: スタンリー | 2009年7月15日 (水) 21時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/30545234

この記事へのトラックバック一覧です: 楢峠から飛騨市・宮川町「うつぼ」へ、その2:

« 楢峠から飛騨市・宮川町「うつぼ」へ、その1 | トップページ | 十二ヶ岳、バチ当たり登山 »