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レッド・サン

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洋画メモ、NO,67、NHKBS

1971年、フランス・イタリア・スペイン、70ミリ?、115分

監督- テレンス・ヤング、撮影- アンリ・アルカン、音楽- モーリス・ジャール

出演- アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン、三船敏郎、ウルスラ・アンドレス、キャプシーヌ、中村哲

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スタッフも役者も多国籍なので、どこかアメリカ西部劇と違う雰囲気がある。マカロニウエスタンとも違う。

三船はエクゼクティブ・アシスタントも兼ねており、つまり日本側の描写には主張できる立場だったのだろう。衣装や立ち振る舞いに、日本人が見ても不自然さはない。むしろ乗馬のシーンなど、改めて彼のサムライ姿にホレボレした。三船は、とうとう仕官した三十郎という感じであった。

ただ、アメリカの山の上で露天風呂に入るシーンだけは日本人が見てもヘン。西部に温泉などありましたっけ。着物を離れた場所で脱いで丸腰になるのも説明不足。

ネイティブ・アメリカンが襲うシーンには、ただただ彼らが残虐な民族という、ステレオタイプの描かれ方で抵抗があった。その襲撃シーンのスタントアクションは何か物足りない。ジョン・フォードや黒澤的、あのリテイク不可能な一発撮りのスリリングなアクションが欲しかった。

ドロンが高さ3メートルはあろう屋根裏から飛び降りるシーンはスタントマンがやっていた。カメラの影で彼と交代している。三船の柔道スタントも後ろ向きのカットは彼ではない。しかし、岩場の崖を馬で下りてくるシーンは本人であり、馬がコケたら大怪我間違いなしの撮影である。他のシーンでも崖を滑り降りるカットがあり、こういうところはスリリングだった。

ところで、冒頭にダイナマイトを使うシーンがあるが、ノーベルがニトログリセンを元に実用化したのは1866年だということだ。従って、1860年が設定のこの映画ではまだ普及していない。間違いだと思う。

リンクは黒田からゆだねられた刀を電線にくくりつけ、去ってしまうが、黒田からみれば無念であろう。日本的精神では、日にちを示す組紐とともに直接、坂口備前守に手渡しすべきもの。

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コメント

ごめんなさい。私ったら、ブログでこの映画をコメディ映画みたいに言ってます(汗)。三船さんとブロンソン氏とドロンさんの豪華共演作なのに・・・。
露天風呂に入るシーンは、あり得ませんよね~。日本では入浴中に襲われて命を落とした太田道灌の例があります。武士たるもの、異国の地で、あのような無防備な状態でお風呂に入ることはないでしょうね(笑)。西部劇では下着をつけたまま、川で水浴してますよね。
ダイナマイトの件。スタンリーさん、鋭い!!間違いですね。

投稿: マーちゃん | 2009年6月12日 (金) 11時46分

マーちゃん。こんばんは。
いえいえ。仰るとおり、コメディーと紙一重のところもありました。マーちゃんご指摘のように三船が列車から裃姿でホームに下りるところや特別列車の中に屏風があつらえてあるところなどは笑うところですね。
宮本武蔵もお婆に騙されて入浴中に襲われますね。映画ではその時も三船が演じています。笑
ダイナマイトの件は直ぐ胡散臭いと感づいたのですが、りっぱな電信柱がありますね。1860年には電信がアメリカではあんなに普及していたのでしょうか。調べてみます。

投稿: スタンリー | 2009年6月12日 (金) 20時08分

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