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戦艦バウンティ号の叛乱

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洋画メモ、NO,65、NHKBS

1935年、MGM、スタンダード、白黒、132分

監督- フランク・ロイド、撮影- アーサー・エディソン、音楽- ハーバート・ストサート

出演- チャールズ・ロートン、クラーク・ゲーブル、フランチョット・トーン、ハーバート・マンディン、デヴィット・ニーブン(気が付かなかった)

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この出来事の名前だけは知っていたが、本日、映画を観て初めて事件の内容が分かった。ウィキによると、この船は小さい商船を改造したもので、軍艦というほどのものではないそうだ。ほんとうに小さい帆船。大砲もない。

この話、西洋人にとっては、日本人での「忠臣蔵」のようにポピュラーなものだと思う。知ってて損はない。

艦長ブライ役のチャールズ・ロートンは、ほんとうは喜劇役者ではないだろうか。もし笑った顔になれば、こちらも笑ってしまうような感じの人。でもいい演技をしていた。ほんとうにニクニクしいヤツ。

ところが、クリスチャンらの叛乱を受け、ボートに叛乱否定組の仲間と共にボートに乗り移ったブライは、見事に仲間を統率し、病人をかばい、漂流からの脱出に成功、たのもしい。このへんは史実に近い描写なのかもしれない。このシーンでは、観ている我々は、この艦長と、叛乱の首謀者クリスチャンと比較してしまい、心が右・左に揺れる。巧みな脚本といえる。

ゲーブルはそつのない演技。「風と共に・・・」はこの後の作品だが、この頃は、ちょっと太っているように感じた。

当時のイギリス海軍では強制徴兵というものがあるのを知った。酒場でヒマそうな人物がいれば、問答無用に兵士にさせられる。ヒドイ話。たまったものではない。その引っ張っていく役をゲーブルがやっていたので、最初は悪いヤツだと思ったほどである。

フィルムの状態が素晴らしく、画質、音質は74年前のものとは思えないほど。この時代の日本映画はもちろんトーキーだったが、音質などヒドイものである。これは保存状態の問題だけでなく、技術的にもアメリカが日本よりはるかに凌駕していたためでもあるだろう。

船上の撮影は実写もあるが、大半は背景にリア・プロジェクションを使ったスタジオ撮影で、これがまた実に自然であった。スタジオと気が付かない人がいるだろう。これだけでも向こうのレベルの高さが覗われる。

嵐のシーンも、決して現代のスペクタクル物に遜色ないものだった。

海の上の帆船は実物。 ただし、大嵐のシーンでは10メートルくらいのミニチュアが使われていた。

タヒチの人々がイギリス艦隊を大歓迎するのが私には理解できない。彼らにはどういう利益があるのだろうか。金銭は無意味だし。

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コメント

あの船長は憎々しかったですね~。水戸黄門に出てくる悪代官みたいでした。艦から追い払われた時は、助からないだろうと思ったのですが、しぶとかったです。
タヒチの島の首長と美女は、鼻筋が通っていて西洋人のように見えました(笑)。
そうかぁ、74年も前の映画なのですね。ほんと、画質が良くてびっくり。ストーリーも面白かったです。

投稿: マーちゃん | 2009年6月 5日 (金) 23時36分

マーちゃん。おはようございます。
艦長は「お主も悪よのー」の人でしたね。
私は事前に話を知っていたので艦長が助かることは分かっていました。ウィキを読まなきゃよかった。タヒチの美人はいかにも西洋人好みですが、ちょっと原節子に似ているところもありました。島の人々が全員好意的なのでご都合主義だと感じました。クリスチャンをマーロン・ブランドが演じた1962年版もあるのですね。そちらのほうが史実に近いそうです。観たいですね。

投稿: スタンリー | 2009年6月 6日 (土) 09時52分

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