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ヒコーキ映画の間違い

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ヒコーキ映画というよりは、戦争映画では戦闘機が地上を機銃掃射するシーンをよく見かける。

すると地上のシーンではたいがい、画面の向こう側からこちらに向って、順番に弾着の火花と土ぼこりがやってくる。それも実に正確に2本の平行線を保ってやってくる。 

あんなに正確にまっすぐ撃ってくるならば、地上の兵士も横に逃げればいいものを同じ方向に逃げるのでやられてしまう。 

こういうシーンを観るといつも思わず「バカ」と言ってしまうが、言った相手はこういうワンパターンの安直なバイロテクニックを仕掛けてしまう特殊効果マンとそれを容認する監督に対してである。

あんなことはほとんどありえないのだ。 

戦闘機の機銃掃射は一箇所を狙い撃ちする。すると弾着は一定の狭い範囲内でバラバラと弾けるのである。あるいは反対に機首を上下左右に動かし、広範囲をめくら撃ちをする。

だから弾着が映画のように移動して来るとすれば、戦闘機が退避するため、操縦桿を引き起こして機首が上がる時に、たまたま発射桿も押しているその僅かな瞬間だけだ。つまり、ああなるのはせいぜい弾数にして10発くらいのものだろう。

それに弾丸というのは発射時の振動や空力の影響で正確に飛んでいかない。したがって映画のようにきれいな直線の弾着痕などありえない。

ドイツの戦車を機銃掃射しているガンカメラ実写映像があるのでメモしておく。

http://www.youtube.com/watch?v=6f9cqhuARrM&feature=related

このように一箇所を集中して狙い撃ちする。

尚、映像で見える弾は曳航弾であり、その間に見えない弾、つまり徹甲弾、炸裂弾、焼夷弾も一緒に飛んでいる。ガンベルトにはその4種類の弾が交互に並んでいる。

アメリカ軍の飛行機の機銃はほとんどブローニングM2だが、その50口径の12.7ミリ弾では、映像のようにドイツのタイガータンクを撃ってもビクともしない。

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コメント

ガンカメラ実写映像、あんな映像は初めて見ました!爆弾の落ち方がよくわかりました。映画と全然違いますね。「パットン・・・」では正確な2本の平行線で、パットンの間をぬうように着弾していましたよね(笑)。

投稿: マーちゃん | 2009年3月25日 (水) 15時27分

マーちゃん。こんばんは。
「パットン」にありましたね。飛行機が地上を攻撃すると必ずこのシーンになります。機銃を斜め下に固定したものならありえないこともないのですが。
ガンカメラ映像はおもしろいですね。弾は秒速900メートルくらいでしょうか。飛行機の速度がプラスされるので破壊力が増します。でもなかなか当たらないようです。

投稿: スタンリー | 2009年3月25日 (水) 20時13分

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