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激流

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洋画メモ、NO,56、NHKBS

1994、ユニバーサル、シネスコサイズ、111分

原題- The Wild River

監督- カーティス・ハンソン、 撮影- ロバート・エルスウィット、

音楽- ジェリー・ゴールドスミス

出演- メリル・ストリープ、ケヴィン・ベーコン、デイヴィット・ストラザーン

ジョセフ・マゼロ、ジョン・C・ライソー

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メリル・ストリープと夫との関係がギクシャクしている出だしは、アメリカ映画の脚本としてはいつものパターンで、また同じような映画が始まったかと思った。

日本映画のシチュエーション(特にホラー物や怪獣物)でも、大概、夫婦は離婚寸前か、あるいは別居、あるいは死別していて、子供がどちらかの方に引き取られているという、家族関係が鬱積したアンバランス状態で始まる脚本の物が多い。 こういう使い古された凡庸な出だしの脚本は止めていただきたい。

が、・・・ この映画の展開は良くできていた。どうしたらこういう脚本が書けるだろうか。 ヒッチコックのハラハラドキドキ・・・に家庭問題を掛け合わせ、「エアフォース・ワン」のような人質事件を付け足した、盆と正月とクリスマスが一度に来たような贅沢な映画。

ストリープの夫は最初、ダメ男のように見え、やっぱりミジメな終わり方となるように見せかけるが、結局、後で大活躍。 

ケヴィン・ベーコンがまたいい悪役を演じている。「透明人間」でもどうしようもない悪人をやったが、悪人でなくとも何か一癖も二癖もある人物を好演する俳優さんだ。 ゲーリー・オールドマンともどこかタイプが似ている。

ベーコンの相棒の悪党も、ツラが悪く、残虐非道の人物と見せかけ、結局どこか良心を持っているところがまた良く出来た脚本だと言える。

メリル・ストリープが逞しい。凝り性の彼女のことだから、そうとう筋肉トレーニングやボートの技術、川くだりテクニックの特訓をしたに違いない。

それにしても激流下りの映画は、俳優さんもカメラマンもヘリのエアリアル撮影も、ほんとうに大変で、ご苦労さまなことだ。

さらにワンちゃんまで出演するので、監督も頭が痛かっただろう。

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コメント

これは昔に観たのですが、今でもメリル・ストリープの川下りシーンは鮮明に覚えています。逞しさとともに若々しさを感じました。あの当時、40歳は超えていたのに30代に見えました。ケヴィン・ベーコンは悪いヤツでしたね~。この二人のことは、よく覚えていますが、デイヴィッド・ストラザーンについては記憶がありません(汗)。
スピード感あふれる展開にハラハラ・ドキドキでした。川下りシーンを撮るとき、カメラはボートと並走するのでしょうかねぇ?カメラに水滴がつくのも厄介ですよね。

投稿: マーちゃん | 2009年2月22日 (日) 11時12分

マーちゃん。こんばんは。
イヤー、こちらの土田舎の今朝は冷えました。マイナス10度になりました。サミー(寒みー)ディビス・ジュニア。←高校時代から使っているギャグ。
この映画の撮影はボートにカメラマンが乗って行ったのと、川岸から撮影したのとヘリから撮影したのと3種類ありますね。それぞれ独立して撮影しますから3回テイクしなければなりません。やっかいなことですね。
カメラは防水にしてあると思いますが、波にもってかれる恐れがありますので、すごい保険がかけてあるでしょう。もちろん役者さんにも。
ストリープは40歳くらいですか。若く見えましたね。子供が10歳くらいでしたから仰るとおり30代の設定だと思います。
ストラザーンという俳優さんはお父さんの役でしたか。うまい俳優さんでした。ちょっとインド系に見えますね。

投稿: スタンリー | 2009年2月22日 (日) 19時45分

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