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上海陸戦隊

上海陸戦隊 [DVD] DVD 上海陸戦隊 [DVD]

販売元:東宝
発売日:2006/06/23
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邦画メモ、NO,41、DVDレンタル

1939年、東宝、スタンダード、白黒、89分

監督- 熊谷久虎、 撮影- 鈴木博、

出演- 原節子、 大日方傳、 小杉義男

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海軍省プロパガンダ映画。

映画のタイトルは「隊戦陸海上」と当時の読み方。

上海事変で海軍陸戦隊は、いかに正当な自衛手段によって租界の日本人民と外国人を守り、中国民間人を丁重に扱ったか。 という内容。

フィルムの状態が悪く、セリフも半分しか解らない。 大分早送りして観てしまった。

原節子は当時19歳。 日本軍にたてつく中国人娘の役だが、チャイナドレスで色っぽい。

隊長役の大日方傳(おびなたでん)という俳優を知った。この人、戦後はブラジルに移民しているので1950年代までの俳優生活で、私の世代では目立たない俳優さん。サイレント時代は2枚目スターだったという。

この映画、なんと太平洋戦争以前の映画だが、出てくる武器などは全部ホンモノ。 したがって発砲シーンは空砲を使っていて大変迫力がある。 

現在の日本映画では撮影用ステージガンを使っているが、その発砲シーンでは、実物とは程遠い火薬の発火のため、反動・衝撃波は「屁」みたいなものに見え、どう見たって情けないアクションとなってしまうが、さすがホンモノは違う。

発射音も効果音ではなく実際の音らしく、「パン・パン」と乾いた音に聴こえるのは真に迫っていて恐ろしい。

38式歩兵銃の発砲実写を初めて観た。 薬莢の排出がうまくいかない兵士が居て、指でいちいち取り出していた。5発入りのカートリッジには弾丸部分がついているので、このシーンの撮影では実弾を使っているのかもしれない。ただし、そもそも私は空砲弾というものを見たことがないので何ともいえないが。

弾倉がホチキス型の軽機関銃も実物が登場。 反動がすごい。発射音は「パパパパパ」という感じ。 これも戦場にいるようで恐ろしい。 ガンマニアにはうれしい映画だろう。

ところで前にも書いたが、TV「コンバット」を観ていて気が付いたことは、彼らが使っている小銃やトミーガンの銃口をよく見ると、中に小さなノズルが見えることだ。

これは調べてみると、銃口内のガス圧を高めるために小さな穴の開いたノズルを銃口内にはめ込んであるのだそうだ。

つまり空砲弾を実銃でそのまま使うと、飛んでいく弾が無いために、反動が減少し、ガス圧による弾の自動装填のメカが働かないんだそうである。

これも撮影用ステージガンと言えるだろうが、元はホンモノの銃であり、日本映画で使われているニセモノと比べれば、圧倒的、迫力に差がある。

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コメント

まぁ、1939年の映画ですか!原節子さんは戦前から活躍されていたのですね。
武器のことはあまりわからないのですが、そんな私でも三八式歩兵銃のことは知っていました。日本軍の代名詞のような武器ですよね。日露戦争で採用された銃が太平洋戦争の末期まで使われていたというから驚きです。銃弾が切れると、銃剣突撃までしていたらしいですね。上海事変は激戦だったそうですから、映画も派手な戦いぶりを描いてるのでしょうね?

投稿: マーちゃん | 2009年2月 1日 (日) 20時58分

マーちゃん。こんばんは。
原節子さんは10代から映画に出演していますが、あのころから大人っぽいですね。
38式歩兵銃は太平洋戦争の時代では仰るとおり旧式化していて、軍も99式小銃に変える時期だったのですが結局終戦まで使われました。交換する余裕が無かったのですね。この二つは口径が違うので現場では混乱したようです。
銃剣刺して「突撃---」は日清戦争から変化なしのやり方ですね。 アメリカ軍は自動小銃や、30発入りのトミーガンで日本兵をバタバタとなぎ倒してしまいました。
おろかな時代錯誤の戦闘スタイルですね。

投稿: スタンリー | 2009年2月 1日 (日) 22時23分

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