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復活の日

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邦画メモ、NO,37、DVDレンタル

1980年、東宝、ビスタとシネスコの中間サイズ、156分

製作- 角川春樹、 監督- 深作欣二、 撮影- 木村大作、

音楽- テオ・マセロ、羽田健太郎

ミニチュア製作- グレック・ジーン

出演- 草刈正雄、渡瀬恒彦、夏八木勲、千葉真一、森田健作

緒方拳、多岐川裕美、

グレン・フォード、ジョージ・ケネディー、ロバート・ヴォーン、

オリビア・ハッセー、ヘンリー・シルヴァ、チャック・コナーズ

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公開当時、予告編を観て、草刈が夕日に重なる望遠ショットやオリビア・ハッセーがかけよるシーンなどが大げさで恥ずかしく感じ、観るのを避けた映画。

細菌感染が世界に蔓延して、それから何年も経過していく話で、時間感覚がブツ切りになり、結局、薄味の作品になっている。

ひとつひとつのエピソードはドラマチックなのだが。どうもつながりがすっきりしない。壮大な話に映画がついていってない。

プロの外国人俳優を大量に使った邦画としては、今まで観たもので最良のもの。過去の映画には在日のアマチュア俳優の演技にヒヤヒヤすることが多かったものだが、しっかり演出した深作監督の手腕に脱帽。

その中の一人、グレン・フォードは、細菌によって体が衰えていくアメリカ大統領を熱演しているが、現場ではセリフ覚えが悪く、深作監督に怒鳴られっぱなしだったというエピソードを聞いたことがある。

草刈の英語は吹き替えでなく、彼自身によるものだろうが、たいへんいい発音だった。 前・竹下登首相の英語や「日本沈没」で特使を演じた中村伸郎氏の発音はひどいジャパニングリッシュで私の顔は赤くなったものだが。

その草刈が南アメリカ大陸を南下しているショットにマチュピチュのロケがあったが、他の批評でも書かれている通り、あんな高地をわざわざ歩くのは不自然である。

もっとも感動したシーンは放浪の草刈が朽ちた教会で、キリストの像や死者と心の中で会話するところだ。

核爆発の衝撃波によって建物が破壊する場面はミニチュア特撮だが、一瞬のカットしかなかった。 その特撮撮影も木村大作氏による。 

ミニチュア製作は「未知との遭遇」や「1941」で活躍したグレゴリー(グレッグ)・ジーン氏が担当している。他にもミニチュア特撮があるとすれば気が付かなかったわけで、そうだとすれば私は脱帽する。

潜水艦の水中映像は画像の粒子が粗く、実写なのか特撮なのか判断できない。 特撮してわざと粒子を荒くしたのであれば、マンマと騙されたすばらしい特撮である。

アマチュア無線が描写してあることで、当時無線仲間では話題になった。日本アマチュア無線連盟が協力し、アマ無線機はトリオが提供している。 その無線機はTS-820であった。

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コメント

これは劇場ではなく、TV放送されたものを観ました。これも深作欣二監督でしたか。角川映画ですよねぇ。出演者を見ると、「戦国自衛隊」に出た人がずらりと並んでいますね。草刈さんはハーフだから、映画がお上手なのかもしれませんね。あの頃、草刈さんはアイドル並みの人気がありましたよね~。懐かしい映画です。

投稿: マーちゃん | 2009年1月 2日 (金) 17時34分

マーちゃん。こんばんは。
これ角川映画なんですよね。角川春樹も出でているそうですが、わかりませんでした。笑
なんでも金を使いすぎた映画だそうで、結局赤字になったそうです。
それで再び角川映画は低予算で儲かる横溝シリーズに行ったそうです。
草刈さんは最近どうしているでしょうか。大河ドラマに出演していたような気がします。シナモンガムのお兄さんでしたが。笑
本モノの潜水艦が使ってあるのでそういうところは見ごたえありました。「深く静かに潜行せよ」と同じ機械が写っていました。

投稿: スタンリー | 2009年1月 2日 (金) 21時47分

スタンリーさん、明けましておめでとうございます。
また、新年早々、私のブログへお越し頂き、ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。
スタンリーさんの何時もながらの名解説に酔っております。
冒頭のショットは、トラック・バックさせて頂きました私のレビューにも模写しているのですが、深作監督は確かに大きく構えすぎた感がします。
木村大作さんといえば、「赤い月」(04)で、中国東北部(旧満州)でロケされた際の大陸ムードたっぷりの撮影を思い出します。
果てしない、荒涼たる大地を、濛々と灰色の煙を吐いて走るSL。空にぼんやり浮かぶ赤い月。戦慄と孤独と望郷に苦悩し、懸命に藻掻く人達の執念みたいなものを象徴するようでした。
「復活の日」の冒頭ショットは「赤い月」に尾を引いているかもしれない?と、ふと感じました。
脱線話になってしまいました。兎に角、「復活の日」が、腰砕けしたように思えるのは、冒頭ショットがかえって逆効果になったのではないのかな?。とも思われます。

投稿: アスカパパ | 2009年1月 4日 (日) 09時32分

アスパパさん。本年初コメントありがとうございます。
トラックバックも大歓迎です。
おっしゃるとおり、あのカットはたしかに素晴らしいのですが、予告編で見せしまったんでは、私のようなヒネクレ者はシラケテ反発してしまいます。
木村大作氏の撮影は他の作品でもあまり印象にないというか「八甲田山」しか知らないのですが、「赤い月」という作品もいつか鑑賞してみたいです。
「用心棒」では手首を咥えた犬の撮影は彼だということですが、黒澤映画の影響を受けた人で、ピント合わせが神業らしいですね。
彼の仕事ぶりをテレビで見ました。ガキ大将的キャラクターがおもしろいですが現場ではすごいヤンチャな人です。

投稿: スタンリー | 2009年1月 4日 (日) 11時04分

 「復活の日」と聞くと、ジャニス・イアンが歌う主題歌you are loveが思い出されます。公開当時に劇場で鑑賞したのですが、断片的な記憶しか残っていません。有名な外国人俳優が多数出演しているので、洋画ファンの小生も興味がありました。
 大統領執務室や報復装置のコントロールルームなど、ハリウッド映画に比べると見劣りしたり、日本人俳優の演技が何だか過剰な感じがしたり、疑問点や違和感を覚えるところもありましたが、見ごたえのある作品に仕上がっていたと思います。DVDで観てみたくなりました。

投稿: 雷おやじ | 2009年1月 4日 (日) 21時09分

雷おやじさん。コメントありがとうございます。
ジャニス・イアンの唄も予告編で流れていました。
外国人俳優の演出を「仁義無き戦い」の深作監督がうまくできるだろうか不安でしたが、思ったより良かったと感じました。
ただ、オリビアが走って草刈に抱きつくところは平凡な演出ですね。
報復核のコントロール室は私もプアーに感じました。だいたいああいう場所は二人の人間が同時に発射ボタンを押すしかけになっています。一人ではできないはずです。リアリアズムに欠けていますね。

投稿: スタンリー | 2009年1月 5日 (月) 13時25分

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 この映画はリアルタイムで観ていない。27年前に観ていたらまた違った感想になったと思う。米ソ冷戦の真っ只中の時期に作られただけに当時の影響が生々しい。ただ日本映画なのに米国側に偏っているのが些か気になるところ。ソ連潜水艦はMM-88に感染しても英国潜水艦は悠々たるもの。  三年ほど前に発生したSARSの脅威が消え去らぬ現在、イタリア風邪により南極の863人だけが生き残るという話は生々しく写った。ただ8人の女性が人種保存という大義に従うという話は戴けぬ。大体855対8という比率設定が男女平等思想を無... [続きを読む]

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