« 離陸中止 | トップページ | デルス・ウザーラ »

「ゴーストシップ」・日曜洋画劇場のやり方

ゴーストシップ 特別版 [DVD] DVD ゴーストシップ 特別版 [DVD]

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2008/07/09
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2008年12月7日に放送された映画「ゴーストシップ」を例に、民放がいかに映画をないがしろにしているか、視聴者を小バカにしているか摘発したい。

テレビ朝日の「日曜洋画劇場」の放送開始時間は夜9時である。新聞で調べてみても9時ジャストとなっている。 この点はハッキリしていて気持ちがいい。それは、最近の民放の放送開始時間を見ると、6時55分だの7時56分だのと少し早めて他局をだしぬこうとフライイングをする傾向にあり、この姑息な手段をニガニガしく思っていたからだ。

ところがだ。 この日の「日曜洋画劇場」の本編開始時間は9時7分だった。その開始時間まで、7分間、延々とコマーシャルと映画の予告編を放送していた。ぶさけているので観るのを止めようかと思ったほどだ。

だからリアルタイムで民放の映画など観ると不愉快な目にあう。やっぱり録画しておいて、こういう部分を早送りでスットバシテ観るべきだ。 さらに録画時間のセットは9時5分ごろにしたほうがよい。

その本編が始まるとこれまたコマーシャルがすぐやってきて、そのコマーシャルの後に例のCM前のシーンをクドクドと流す、「CMまたぎ」がある。

とうとう映画まで、この少しでも本編の放送時間を延長させるという卑怯な手法が始まったかと以前嘆いたものだが、「CMまたぎ」というヤツは例えれば、昔のバラエティー番組でやっていたゴム紐の押し売りコントのゴムの計り方と同じであり、90センチのゴム紐をちょっと引き伸ばして1メートルにして売りつけるのと同じである。つまり90分の映画を「100分放送しましたよ」と言っていることと等しい。

これが「ゴーストシップ」ではどうだったか、ちょっと調べたので、本編とCMの時間も入れてメモしたい。

---------------------------------------

・本編1 ・・・・ 7分10秒。

  CM - 3分25秒、  CMまたぎ - 30秒。

・本編2 ・・・・ 5分50秒。

  CM - 2分46秒、  CMまたぎ - 39秒。

・本編3 ・・・・ 13分40秒。

  CM - 3分30秒、  CMまたぎ - 40秒。

・本編4 ・・・・ 23分。

  CM - 3分14秒、  CMまたぎ - なし。

・本編5 ・・・・ 8分48秒。

  CM - 2分20秒、  CMまたぎ - 25秒。

・本編6 ・・・・ 21分45秒、終了。   終了時間、午後10時50分。

--------------------------------------

ということで本編の放送時間は合計80分13秒であるが、重複している伸ばしたゴムひもの「CMまたぎ」分、 2分14秒をさっぴけば約78分の放送時間ということになる。

たかが2分14秒と言うなかれ。その時間は損をしているという心理的逆効果で、大変長く感じられるものだ。

尚、この映画は、ウィキペディアによれば91分である。つまりこの放送では約13分カットされている。

恐るべし。1時間54分くらいの放送枠で1時間18分しか映画が流されていない。昔は1時間30分くらいあったと思うが。

つまり正味2時間の映画だとすると約40分カットされ、ズタズタの映画になってしまうことになる。

「ゴーストシップ」の映画の内容については13分といえども、カットされているのでなんともコメントできないのだが、支離滅裂の脚本という印象を受けた。幽霊船のセットだけすばらしい。

|

« 離陸中止 | トップページ | デルス・ウザーラ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。いや~、私も久しぶりにリアルタイムで日曜洋画劇場を観ましたが、あれはまさに視聴者を小バカにしていますね。同じ思いの人がいてほっとしました。内容も支離滅裂でC級でした。お疲れ様です・・・

投稿: コンブ | 2008年12月 8日 (月) 18時44分

そうだ!そうだ!
(興奮状態でスタンリーさん宅へ乱入しております・笑)
フライングと、あと、引き延ばしもありますよ。ちなみに今日の番組欄を見ると、TBSの9時から始まる番組は11時ちょっと過ぎまで放送して、他局のフライングスタート番組を邪魔しようという作戦のようです。よくもまぁ、あの手、この手と思いつきますね。視聴者は置き去りです。本編とCMの時間・・・・さすがスタンリーさん、詳細にお調べになりましたね!これほど、カットされていたとは驚きです。
ゴーストシップが放送されたのですか。これは昔見ましたが、ちょっと変わった映画だったような・・・・・?

投稿: マーちゃん | 2008年12月 8日 (月) 20時06分

コンブさん。ようこそ。
最近のテレビの映画劇場は、カットされても視聴者が気づかないような、C級映画を流すようになりましたね。もともと映画の出来が悪いですからね。権利料が安いということもあるのでしょう。
歴史的名作だと、カットすると抗議がきますのでしぶしぶ時間延長しています。
私も同じ思いの方がいてホッとしました。
ありがとうございました。

投稿: スタンリー | 2008年12月 8日 (月) 21時44分

マーちゃん。こんばんは。
なるほど。!
そうですね。10時半、11時半までという中途半端な、たすきがけの時間延長で他局へのチャンネル換えを阻止しているんですね。
そういう姑息な番組編成を仕組む局の連中は、恐らく私と同年代の人物でしょう。まったく恥ずかしいかぎりです。
ゴーストシップは期待はずれでした。
ただ撮影とセットはよかったです。
金塊を片手でフラフラと持って振っていてアホかと思いました。一個20キロくらいあるはずなんですがね。笑

投稿: スタンリー | 2008年12月 8日 (月) 21時56分

スタンリーメタボリックさん、久々におじゃまします。
 詳細なCMまたぎの検証、お疲れ様でした。こんな放送の仕方をする必要は全くありませんよね。もともと90分程度の映画なのですから、ノーカットで放送すれば視聴者の満足度も高まると思います。正味1時間20分程度では、テレビ東京の昼過ぎの洋画劇場なみのズタズタぶりですね。
 昔はレンタルビデオやセルビデオが無くて、TVの洋画劇場が楽しみでしたが、今はケーブルテレビの洋画チャンネルかBSの洋画劇場を観るようにしています。

投稿: 雷おやじ | 2008年12月10日 (水) 23時19分

雷おやじさん。こんばんは。
そうですね。充分ノーカットで放送できるものをカットしてCMの入った予告編を延々と流すというのにカチンときました。

かって「スターウォーズ」の初放映のとき、本編の開始は40分ほどじらされましたね。あれも民放のズルさに憤慨したものです。
私は、もう地上波での映画劇場は無意味になったと訴えたいですね。

投稿: スタンリー | 2008年12月10日 (水) 23時36分

放送上出せないカットが結構ある映画なんでその辺は少し考えましょうよ。
それに「広告を見てもらうこと」が民放の稼ぎ方なんです。

確かにやりすぎは困りますが・・・

投稿: 通りすがり | 2011年12月24日 (土) 11時32分

オリジナルを観ていない人は、
カットされている部分は分かりません。それに広告を見てもらい稼ぐだけが放送局の勤めではありません。
不快な思いをせず番組を観てもらい、ついでに気分よくCMも見てもらうというのが正道ではないですか。

録画機器が発達して、視聴者が簡単にCM飛ばしが出来る現在、あのような番組の造り方は広告主も放送局も自分で自分の首を絞める事態になっています。

ですが、最近はさすがに「ゴーストシップ」のような見せ方は無くなってきましたね。
クレーム量が凄く、反省があったのだと思います。

投稿: アラン・墨 | 2011年12月25日 (日) 10時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/26023823

この記事へのトラックバック一覧です: 「ゴーストシップ」・日曜洋画劇場のやり方:

« 離陸中止 | トップページ | デルス・ウザーラ »