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パイロテクニック

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↑ (サンダース軍曹のトミーガン)

日本の映画のパイロテクニシャンのお宅で火災が発生し、ご本人は大怪我、そして家族の方も命を落とされたことには誠にお悔やみ申し上げます。

この被害に遭われたパイロテクニシャン氏のことを言っているのではないが、私の過去の経験では、日本国内で撮影された映画の中でのパイロテクニックでは、欧米、香港・韓国映画より優れている、迫力があると感じたことは一度も無い。

例えば銃にしても、使用している撮影用ガンは本モノではない。つまり、俳優さんが手に持ってもズシッとした重さを映像から感じられない。発砲シーンでは発射の反動を感じられない。銃口から発射されるガスの衝撃波は感じられない。それら物理的迫力を一切感じたことはない。

ヤクザ映画では、チンピラがヘッピリ越しで拳銃を構え、引き金を引くと大げさに発砲の反動アクションを芝居で表現して、逆に失笑したものである。

また、黒澤の「影武者」でも、映像的には魅力のある火縄銃の一斉射撃の望遠ショットでも、銃口の火炎ガスが威力が無く、大変残念なシーンとなった。

結局、それらの三つの物理的要素のうち、ズシッとした重さと発射の反動だけは俳優さんの演技に任せられてしまうのだが、どうあがいても、絶対に本モノに見えない。ウソくさいのだ。 

つまり日本国内の撮影においては、法律の制限により、いかなる優れたパイロテクニシャンがどのように工夫しても、本モノのガンで空砲を使ったものには及ばないということだ。

と、偉そうなことを書いてしまったが、撮影用のガン、ステージガンと言うのだろうか、本場のアメリカではどういう仕掛けになっているのだろうか。

かって、北野タケシがアメリカで映画の撮影をした現場映像を観たことがあるが、拳銃発砲の撮影では、厳重に施錠された武器保管庫から本モノを取り出し、空砲をつめ、パイロテクニシャン(ガンテクニシャン?)が撮影寸前に空砲であることを再確認した後、テークが行われた。つまりやっぱり本モノの銃が使われている。 タケシはテーク終了後、その反動と迫力にビビッていた。

しかし、ある戦争映画の撮影風景では、恐らく7.7ミリ機銃は何かガスの火炎を使ったようなフェイクのガンが使われていた。それでも音と反動はかなりのものだった。 つまり本場アメリカ映画でもニセモノのガンはあるのだ。それでも日本の映画のものよりは迫力があった。

ところで、テレビ「コンバット」を観ていて、前から気が付いていたのだが、良く見ると、使われているガンの銃口の中にさらに細いノズルと小さな穴がある。絶対に戦場で使われている銃と同じではない。

つまり、あれが撮影用のステージガンなのではないだろうか。

私の推測するのに、本モノの銃に空砲を使うと、銃口から放射される火炎がフィルムに良く映らないのかもしれない。また発射される弾丸が無いので、反動が少なくアクションが地味になるのかもしれない。

追記: 空砲だと反動が少なく、弾の自動装填が作動しないという理由による。

そのため、この「コンバット」撮影用ガンは、ガス噴射のノズルを銃口より小さくさせることにより、空砲のガスを勢い良く噴射させ、発光させ、さらに反動を大きくさせるという工夫がしてあるのではないだろうか。

もしそうだとしたら、改めてアチラの撮影テクニックの表現とパイロテクニックの技法に感嘆してしまう。

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コメント

アメリカでは本モノの銃を使ってるのですか?!
さすが銃の国ですね。
知人がハワイで、M16というライフルを撃ったらしのですが
反動が凄かったそうです。
日本では昔、勝新の息子さんが撮影で真剣で使い、
事故を起こしてしまいましたね。

投稿: マーちゃん | 2008年11月16日 (日) 10時33分

マーちゃん。おはようございます。
日本での撮影ではすべて撮影用のガンが使われていますね。
でも怪獣映画などで自衛隊が協力すると実機の空砲で撮影され、迫力があります。
拳銃のデカイやつ、キャラハン刑事の45口径なども反動が凄いみたいですね。
ユーチューブで女性の顎に拳銃が当たりケガをしているシーンがありました。

投稿: スタンリー | 2008年11月16日 (日) 11時34分

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