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マディソン郡の橋

マディソン郡の橋 特別版 DVD マディソン郡の橋 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2008/05/08
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洋画メモ、NO,50、NHKBS

1995年、WB、テクニカラー、135分、

原題- The Bridge of Madison Couty.

監督- クリント・イーストウッド、撮影- ジャック・N・グリーン、

音楽- レニー・ニーハウス

出演- クリント・イーストウッド、メリル・ストリープ、アニー・コリー、ヴィクター・スレザック

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浮気の映画というと、たいてい大都会が舞台である。人の目から逃れるには人の中に逃げ込めという訳で、物語も人込みや都会の小道具を使えて進めやすいが、これが田舎での話しとなると難しくなる。

この映画には原作の小説があるが、ベストセラーになったそうでイーストウッドもいい話を買ったものだ。 田舎での浮気の話などめったにないと思う。

私の土肥中でもそうだが、ウワサというものはこういうところでは三日で市中に伝わってしまう。 この映画でもその不安が表現してあった、世界中どこへ行っても変わらない訳だ。

昔の母の浮気の話を子供たちが知り、既に家庭の危機を抱え始めた彼らがその母の出会いの運命とその後の人生に共鳴し、再出発へのインパクトを得るという脚本もいい。

アカデミー賞ノミネートのメリル・ストリープがいい芝居をしていて、セリフ運び、表情や目の動きが素晴らしい。イーストウツドが大根に見えてしまう。(失礼)

イーストウッドもデリーケートな人物を好演している。死ぬ間際に、過去にあった4日間だけの浮気相手に素晴らしい贈り物をしていてカッコイイ。

いい原作を手に入れ、少ない予算と製作期間でいい映画を造って、しかもヒットさせるというイーストウッドの手腕に感服する。

ところで屋根付橋というものの存在理由がわからない。デザイン上のものだろうか。 

ちょっと昔、「トマソン」と名づけた、無意味な物を発見して喜ぶ路上観察が流行り、私もカメラ片手にトマソン探しを楽しんだものだが、そのトマソンの種類に「純粋トンネル」と呼ぶ、意味をなさないトンネルというものがあった。 この橋はこれと同じではないだろうか。

  追記:「純粋トンネル」の写真が掲載されたブログ

http://www.nekopla.com/nnk/nlog/archives/200403/on_the_road0322.html

一つ気が付いたことで、イーストウッドの持っている一眼レフカメラにモータードライブのアダプターが付いている。あのカメラは恐らくニコンF2だと思うのだが、物語の1965年当時、あのカメラのオプションにあのようなコンパクトなモータードライブメカが存在していたのだろうか。

追記: ニコンF(モータードライブF36付)だった。

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コメント

これは劇場で観たきり、再見していないのですが、記憶力の悪い私でも、いくつかのシーンを覚えています。
物語とメリルの演技が良いのですよね~。現役の女優さんでは演技力NO1ではないでしょうか。クリント・イーストウッドは演技力のある方ではない(失礼)と思います・・・どちらかと言えば存在そのものが尊いタイプですよね。
都会の物語にしてしまうと、情緒的でなくなったかもしれませんね。

投稿: マーちゃん | 2008年11月25日 (火) 11時19分

マーちゃん。こんばんは。
ストリープはほんとうにうまいですね。
日本に女優さんだと誰にあたるでしょうか。
山田五十鈴さんでしょうか。
ストリープはデ・ニーロに近い芸風の人ですね。役になりきります。
イタリアから来たフランチェスカという感じが良く出ていました。ちょっとコケテッシュなんですね。
イーストウッドはどうしてもどこかトンガッテしまうところが彼の持ち味ですね。「荒野の用心棒」やキャラハン刑事が付いて廻りますが年の功がそれをカバーしています。

投稿: スタンリー | 2008年11月25日 (火) 19時59分

コメントありがとうございました。
屋根付きの橋については、その美的感覚に酔いまして、その価値までは思いが行きませんでした。
スタンリーさんのレビューを読ませて頂くと、「なるほど」と思うところがあります。
「トマソン」については、知りませんでした。その解説を読ませて頂きましたが、仰るようなところではないかと私も思いました。

投稿: アスカパパ | 2008年11月28日 (金) 14時40分

アスカパパさん。こんばんは。
屋根付き橋の美的フォルムに堪能されるセンスをお持ちなのですね。
私など、ひねくれものでして、どうしてああいう作りなのかという、そんな低いレベルの見方しかできません。笑
「トマソン」につきましては赤瀬川氏の著作がありますので、お暇がありましたら図書館などでご覧ください。とても楽しいです。

「純粋トンネル」が載っているブログを見つけましたので上でご参照ください。

投稿: スタンリー | 2008年11月28日 (金) 21時25分

こんばんは。私は原作は読んだけど映画は見てないです。
屋根付きの橋というと何十年!も前のディズニーのテレビ番組で「首なし騎士」の話を思い出します。怖かったです~(て、マディソン郡から脱線してしまいました)

投稿: バルおばさん | 2008年11月29日 (土) 23時03分

パルさん。おはようございます。
原作を読まれたのですね。
映画では過去と現在と二次元進行ですが原作はどうでしょうか。
何十年も前にディズニーがホストの番組ありましたね。
私はその中で「王子と乞食」を覚えています。
なぜかチュート、「宇宙家族ロビンソン」のガイ・ウィリアムズが出演していたからです。彼はディズニープロ所属だったのです。
「怪傑ゾロ」もディズニープロ制作でした。

投稿: スタンリー | 2008年11月30日 (日) 09時24分

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