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コンコルド

コンコルド DVD コンコルド

販売元:パンド
発売日:2001/01/26
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洋画メモ、NO,41、DVDレンタル

2000年、アメリカUFO、3:4サイズ、94分

原題- MACH 2.

監督- エド・レイモンド

出演- ブライアン・ボスワーズ、マイケル・ドーン、

クリフ・ロバートソン、デビット・ヘディソン、ロバート・パイン

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飛行機パニック物のインチキを弾劾するのが楽しみになってきた。

このアメリカテレビ映画も我らヒコーキファンには噴飯物だった。

副大統領の乗ったダラス空港発のコンコルドがハイジャックされる。操縦士は二人とも死亡する。 それを操縦未経験の素人が無事着陸させるという内容。

ところがその素人が自動操縦を解除して、着陸へのアプローチをさせる誘導や飛行をコントロールする過程はほとんど省略されているばかりでなく、間違いだらけだった。

エンドロールを見ると航空関係者のアドバイザーの名が一切載っていない。

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・操縦席がコンコルドでない。 一応窓はそれらしき作りだったがコックピットは手抜きのメカパネルでゴマカシ。 それにフライトエンジニアがいない。

・客室がコンコルドでない。 座席が2席・3席構成で、ボーイング757型の広さがある。多分、それを借りて撮影された。 「すごく広いのね」、「特別に改造してあるんだよ」という台詞で解決しているが、どうやったらコンコルドの胴幅たった2,88メートルを改造・拡張できるのだろうか。それに大きな窓。 

実際のコンコルドは2席・2席構成で、しかもエコノミーサイズで窮屈極まりなく、立ち上がれるのは細い中央通路のみだ。 窓のサイズはB5用紙よりも小さい。

・これまた離陸許可の無線交信をキャプテンが行っている。 副操縦士の仕事だっちゅーうの。

・ダラス空港、およびド・ゴール空港?の管制室がものすごくプア。 まるで小型飛行機用・(飛行場)の管制塔。 ・・・・ 予算の都合で仕方ないか。

・フランス領土に入ったコンコルドにパリの管制官はアメリカに引き返せと命令をする。 コンコルドの航続距離は7200キロで、引き返すような燃料はない。

・素人の操縦士が「残りの燃料は5時間分だ」と言う。 計器を見て瞬時に飛行時間を計算するのは素人には無理。 しかもフランスあたりまで飛んで来ているのに、あと5時間も飛べないって。

・犯人の脱出などで飛行中に客室のドアを開ける。 コンコルドは失速速度は350キロ前後。 つまり、ものすごい迎角に機体を傾け、最低でも時速400キロ以上は出さなければならない。 高度を下げたとして、その速度でドアを開けるとどうなるだろうか。ドアはすっ飛んでしまうと思うのだが。

・戦闘機F-14から発射されたミサイルがコンコルドに当たらない。 ロックオンされた鈍重な旅客機に現在の高性能なホーミングミサイルが当たらない訳がない。

・着陸誘導で、パリの管制塔がフラップを10度に下げろと命令している。 コンコルドにはフラップはない。 デルタ翼機の離着陸は機体全体を凧のように急角度に傾けて高揚力を発生させる。だからもともとフラップなど存在しない。

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よく取材し、リアルに徹してこそ、映画は面白くなることをこの脚本家は知らない。

この映画で知っている俳優さんはデビット・ヘディソン(「原潜シービュー号」のクレーン艦長)、 マイケル・ドーン(「スタートレックのウォルフ・・・クリンゴン星人だったが素顔を初めて見た)、と(CHIPS・「ジョン・アンド・パンチ」)のロバート・パインくらいだ。 あとはどこかで見たことがある。

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コメント

これは観たような観ていないような・・・・。この手のストーリーは多いので記憶が曖昧になっています(汗)。「乱気流」(タイトル名が違うかも)というのは、客室乗務員が操縦し、無事に着陸させていましたっけ・・・。飛行機の操縦って未経験者には無理ですよねぇ。

投稿: マーちゃん | 2008年9月23日 (火) 23時38分

マーちゃん。おはようございます。
実は「エアポート75」を観たいのですが、我が土田舎のレンタル店には無かったのです。なんということ。
仕方なしにこれを観たのです。
そうですね。たいてい操縦の知らない人がなんとか飛ばしています。
「乱気流」もそうだったですか。タービュランスという題名の映画はいくつもありまして、どれがどれだか。笑
現在の最新式旅客機は着陸寸前までオートパイロットがやってくれるので、我々でも滑走路の上空10メートルまではなんとかなります。
ドスンと着地したら、ブレーキも自動です。後は両足のラダーで機体をまっすぐに進めていけばよいです。
これでマーちゃんも乗客を救って英雄ですね。

投稿: スタンリー | 2008年9月24日 (水) 10時04分

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