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宮本武蔵、キャスティング-3

宮本武蔵(一)
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- 水の巻 - 「優曇華」 から 「茶漬」 まで

吉岡道場では清十郎(佐田啓二)と弟、伝七郎(木村功)が留守のまま武蔵(三船敏郎)の立会いを受け、弟子たちが武蔵の木剣で手負いとなる。その重症の程度がすさまじく、一人は腕が切断寸前となってしまうが、はたして木刀で打たれるくらいで、そんな状態になるだろうか。 物理的に生理学的に無理な描写のように思える。 腕は確かに骨折するだろう。しかし骨が折れることにより、運動エネルギーを吸収するので、筋肉の破断までは至らないと私は思う。

城太郎と武蔵の木賃宿での交流から、たまたまめぐりあったお通(八千草薫)ら一行との道中は、私のこの巻でも好きなシーンで、城太郎が吉岡道場からの手紙を携えて武蔵の元へ戻る道中、牛車の荷車にちゃっかり相乗りするところなど、映画「座頭市」でもあった同様のホノボノしたシーンを思い浮かべる。 「座頭市」のロケ地、街道や棚田、朽ちた橋、小川の土手などは、私の想像する時代劇の場面設定にかなり影響している。

宝蔵院でも、武蔵は木剣の突きにより、法師、阿厳を即死にいたらしめている。いったいどうすれば、木剣で人を殺せるだろうか。巌流島の決闘のように、頭を打つしかないと思うが、まあ頭蓋骨骨折、脳挫傷というところでそれでも即死はないだろう。どうもこのあたりの描写を作者は逃げてしまっている。

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・城太郎、青木丹左衛門(浜村純)の子 ・・・・・  二宮 秀樹、「大魔神」、「マグマ大使」の子役。

・木賃宿の親爺       ・・・・・    東野英治郎、 「用心棒」からシフト。 

・庄田喜左衛門       ・・・・・    長門 勇、 豪快な人物、「おいりゃーせんのー」と広島弁を喋る。

・奥蔵院の坊主       ・・・・・    沼田 曜一、 武蔵に怪我をするだけだから宝蔵院での立会いはよせと説得する。

・奥蔵院の住持、日観   ・・・・・    中村 雁治郎、 これは内田吐夢作品からのシフト。

・宝蔵院法師、阿厳     ・・・・・   ストロング小林、武蔵に討たれ即死する。

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