« キャリー | トップページ | 愛の調べ »

崖の上のポニョ

崖の上のポニョ サウンドトラック Music 崖の上のポニョ サウンドトラック

アーティスト:久石譲,林正子,藤岡藤巻と大橋のぞみ
販売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ
発売日:2008/07/16
Amazon.co.jpで詳細を確認する

あれ? これで終わりなの。

エンディングの「おしまい」の文字が画面に出たとき、そう思った。

もう少しアニメーションを見たかった。

絵本的なタッチが面白く、その中で、人物・・・ポニョやそう介たちのフルアニメーションの動きが良かった。

宮崎アニメでは人物の垂直に動くときの動画がとくに面白く、そう介が崖から降りてくるシーンはロトスコープなみの細かく滑らかな動きで目を見張る。

また、ポニョの母親の動きも超フルアニメで色っぽい。

海の波はディフォルメされていて、もはやアートである。

ポニョはトトロのメイのように愛くるしい。特に大波に乗って走って来るシーンは何回でも観たいものだ。これもフルアニメで一瞬たりとも目が離せない。

過去の作品からのつながりとしては、ポニョは「トトロ」のメイ。フジモトと老人たちは「ハウル」から。不気味なトンネルは「千と千尋」をイメージする。

この映画で、物語の説明や構成に対して、「なぜ」、「どうして」、「WHY」と求めるのは野暮な気がする。 単純に絵本の世界とアニメートを楽しめばいいのではないか。

宮崎監督も晩年の黒澤明のようになってきたのだろうか。理屈や観客の解釈を超えてきたような気がする。

夜空の星なども美しく幻想的で、色鉛筆調の背景も、おそらくDVD化すればもっと綺麗だろう。 私の観た映画館のプロジェクターは光源が暗くて色が冴えなかった。

そう介が母親と父親を友達のように名前を呼び捨てにしていたが、最近の子供はそういう習慣なのだろうか。アホな私は一瞬、歳の離れた兄弟かと思ってしまった。

音楽はチャイコフスキーとワーグナーをチョットバカシ感じた。でもフルオーケストラの音響はすばらしかった。

宮崎アニメとしては珍しくアマ無線の描写があった。リサの使っている無線局のコールサイン、JA4LLは検索したら存在しない局であった。たいへん古いコールサインなのだが、私は承諾を取って使ったのかと思った。 無線機はアイコム製のもので、使用した周波数は50.194メガヘルツだったと記憶する。 無線免許の無い?そう介がマイクに向ってしゃべっているが、バック音声を拾ったということで、法律的に拡大解釈できるだろう。

リサとそう介のライトを使ったモールス信号が実際の文字と合っていたかどうかはDVDで確認したい。どうでもいいことだが。

|

« キャリー | トップページ | 愛の調べ »

日本映画」カテゴリの記事

コメント

先日はコメントありがとうございました。
私も、親の名前をストレートで呼ぶのに、一瞬は違和感を憶えましたが、仰る通り、理屈ではなく、感覚で観る要素の多い作品でしょうね。
ところで、音楽、本当に佳かったですね。スタンリーさんは、ワグナーとチャイコフスキーを感じられましたか。私も確かにワグナーは感じましたね。

投稿: アスカパパ | 2008年8月 8日 (金) 18時13分

アスカハパさん。こんばんは。
久石氏の音楽は「ナウシカ」のときから気に入っています。
とくにビオラ、チェロのストリングの音が素敵ですね。
ピアノのシンプルなメロディーもいいですね。
この映画ではチャイコフスキーの「悲愴」のなかのフレーズにソックリなものが使われていました。ただし私の勘違いかもしれません。ソックリだから良くないという訳ではなく、逆にイメージが盛りあがりました。
この映画はDVDが出たらまたジックリと観たいですね。
親の名前の呼び捨ては気になります。
「ママ」「パパ」もいやですが、「お母さん」、「お父さん」でもいいと思いますが。


投稿: スタンリー | 2008年8月 8日 (金) 21時09分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/22710656

この記事へのトラックバック一覧です: 崖の上のポニョ:

« キャリー | トップページ | 愛の調べ »