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愛の調べ

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洋画メモ、NO,38、ワンコインDVD

1947年、MGM、スタンダード、白黒、118分、画質不良

原題- SONG OF LOVE

監督- クラレンス・ブラウン、音楽監督- Bronislau.Kaper

ピアノ- アルトゥール・ルービンシュタイン、

楽団- MGMシンフォニーオーケストラ、指揮- ウィリアム・スタインバーグ

出演- キャサン・ヘプバーン、ロバート・ウォーカー、ポール・ヘンドリー

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ワンコインDVDの売り場には、なかなか欲しいものが並んでいないものだが、めずらしく前から気になっていたものがホームセンターにあった。

音楽家の伝記映画としてはよく出来ていて、さすがMGMという感じがした。それというのも以前観た「楽聖ショパン」の出来がよくなかったので。

劇中に流れるピアノ曲の吹き替えはピアニストのルービンシュタインが演奏している。ただし、彼の名はクレジットタイトルに載っていなかった。

彼の自伝によると、この仕事は楽しかったそうだが、俳優や状況による弾き分けがむずかしかったようだ。 ヘプバーンの弾きマネは良かったとも言っている。ただし、私には彼女の和音を弾いた後の受身が下手に見えた。

こういう撮影用のピアノは音が出ないようにしてあると思う。しかし、ダンパーのメカはちゃんと動いていた。

ヘプバーンのクララはあまり似合っていないように感じた。実際のクララの肖像画(映画の中でも壁に掛かっていた)を見ると、丸顔で小柄な人である。同じヘプバーンでもオードリーの方が似ている。とはいえ当時は彼女はまだデビューしていなかったので無理な話だが。

シューマン役のロバート・ウォーカーも少し老けて見える。ピアニストのアシュケナージに感じが似ていた。

ブラームスのポール・ヘンドリーは似合っていた。それに彼のピアノの弾きまねは一番うまかった。

リスト役の俳優は知らないが、これも老けすぎ。それにもっとイケメンでなければならない。私にはドラキュラに見えた。 あの当時は「恋人にするならリスト、夫にするならショパン」という言葉が独身女性の間で流行っていたのだ。

ところで、ピアニストのリヒテルも映画でリストの役を演じたことがあるが、かれのほうがカッコヨカッタ。それに弾きマネではなく、実際に超絶技巧を披露している。

リヒテルのリスト

http://jp.youtube.com/watch?v=pug_j54MI08&feature=related

シューマンの「献呈」をリストが編曲してゴテゴテのテクニックで披露したのを、クララが端正なオリジナルの演奏で弾きなおし、リストをいさめたのが一番印象に残る。 この曲のコーダには「アベ・マリア」のフレーズがあり、たいへん気持ちを穏やかにさせてくれる。

劇中に流れる曲目をメモすると。

リスト、ピアノコンチェルト1番。

シューマン、「子供の情景」-トロイメライ。

シューマン、「献呈」

ブラームス、ラプソディー、スケルツォ?、ワルツ、子守歌

リスト、メフィストワルツ・・・リストが弾いている最中、ピアノの弦が切れてしまう。

シューマン、トッカータの数小節。

シューマン、「謝肉祭」のドイツ風ワルツ、告白、プロムナード、行進曲。

ブラームス、交響曲。

シューマン、アラベスク、交響曲。

エンディングに

シューマン、ピアノコンチェルト1番。トロイメライ。

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