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昼下りの情事

昼下りの情事 [スタジオ・クラシック・シリーズ] DVD 昼下りの情事 [スタジオ・クラシック・シリーズ]

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/08/25
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洋画メモ、NO,34、NHKBS

1957年、MGM,スタンダード、白黒、134分、画質良

原題-、Love in the Afternoon

脚本- ダイアモンド、ワイルダー、監督- ビリー・ワイルダー

撮影- ウィリアム・C・メラー、音楽- フランツ・ワックスマン

出演- ゲーリー・クーパー、オードリー・ヘプバーン、モーリス・シュバリエ

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「魅惑のワルツ」、Fascinationは、この映画の曲だとばかり思っていたが、1932年に作られた曲とウィキで分かった。短い曲だが、一瞬、休符で停まるフレーズのところが素敵だ。

ファッシネーションの意味は「魅惑」という抽象的表現よりもあこがれて「ポーッ」とすることであり、実際にヘプバーンがポーッとしているシーンがいくつかあった。

最初から中間部にかけては、少々退屈だった。それにヘプバーンのヘアスタイルがどうも私の好みでない。

彼女は20歳くらいの設定だったと思うが、当時26歳で、音楽学生に見えない。どこかの夫人という感じだ。

それにパリのコンセルヴァトワールに通ってるにしては、チェロが下手くそで、あれでは実際の音楽院の学生も怒るのではないか。

クーパーは当時56歳ということで、これも少し老けて見える。

私立探偵の父親もクーパーに負けず魅力的な人物で、晩年のチャップリンのように、落ち着いた紳士だった。フラナガンに自分の娘の報告をするシーンは感情的にならず、特に印象にある。 彼のフランス語ナマリの英語がいい。

追記:この父親のセリフで「娘がうつ伏せに寝ているのは恋をしている証拠だ」というのが有名。

その探偵事務所にクーパーがやってくるところからエンディングにかけて俄然面白くなる。駅のホームでのシーンなど、ちょっしたドンデンガエシもあり、脚本が粋だ。これが平凡な脚本だと、そのまま別れとなって、ジ・エンドマークとなるところだ。

相変わらずワンちゃんが出てくる。

マリアンヌが楽譜立てに広げたフラナガンのゴシップ記事の中に、市民ケーンのモデルとなった新聞王が死去したというタイトルの日本語記事があり、その写真はフラナガンが風呂に入って日本の芸者に背中を流してもらっているものだった。

しかも「記者」の文字が「設者」となっていた。映画の冒頭で東京を大都市として紹介しているのなら、日本語ぐらいちゃんと調べてほしいですな。 「007は二度死ぬ」の風呂のシーンはこの写真の影響があるのではないだろうか。

クーパーが使っていた録音機が不思議で、当時あんなコンパクトなテープレコーダーがあったのだろうか。アンプ部分は当然真空管式で、あのころのソニーのデンスケなどデカクテ重かったものだが。それに巻き戻ししないで再生していて、マイクはスピーカーの代わりもしているようだ。

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コメント

そうそう、ラストは良かったですね~。ゲーリー・クーパーがヒョイとオードリーをすくいあげるシーン!凄い怪力~と思いました(笑)。オードリーは身長が170センチ以上(だったと思います)あるので、おヤセせちゃんでも、そこそこ体重があると思うのですよね。
ヘアスタイルはイマイチでしたね。あと、当時の流行だとは思いますが、マユが太すぎます(笑)。

投稿: マーちゃん | 2008年7月10日 (木) 23時02分

マーちゃん。おはようございます。
そうそう、あの描き眉毛。まるで漫画みたいでした。
ヘアはやつぱり「ローマの休日」のショートカットがいいですね。
カットする前のロングもよかったですが。
オードーリーは170あったのですか。クーパーがでかいのでそうは見えませんでした。
それともクーパーとの撮影ではセッシュしているかですね。
ラストシーンはほんとうに良かった。
父親が心配するだろうな、と思っている最中にホームにちゃんと居て、成り行きを見て納得しているんですね。うまい脚本です。

投稿: スタンリー | 2008年7月11日 (金) 08時15分

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