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「宇宙戦艦ヤマト」は観なかった

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「日本沈没」のテレビドラマは日曜日午後8時に放送していたと思う。1975年ごろではなかったか。

記憶があいまいだが、その時間の前に「宇宙戦艦ヤマト」をやっていたと記憶する。

この当時は後の1980年前後のヤマトブームは未だ無く、案外地味なアニメだったと思う。

私は、宇宙もSFも大好きなので、気になる存在であったが、チラリと覗いてみて「あ これは問題だな、ひどいな」と感じ、それ以来このテレビアニメを全く無視した。

その問題とは、撮影がよくないということだ。

どこが良くないか。

例えば、ヤマトが左から右に宇宙空間を移動していくシーンがあるとする。するとバックの宇宙空間にヤマトと同じ速度で、セルにくっついた無数のホコリが、やっぱり左から右に移動しているのが目だって見えているのだ。

このホコリやセルの汚れ・傷がひどかった。「宇宙戦艦ヤマト」は。

このことだけで、私はこのアニメを観なくなった。当時、私は高校生であったが、もう一丁前にウルサイ人間となっていて、また元来、イヤラシイ性格なのである。

このセルにくっついたホコリやキズがチラチラ見えるというのは、他のアニメ、ディズニー映画でも見られることだが、特に日本のテレビアニメに多いように感じる。

そして、私の気づいたものではテレビアニメの「宇宙戦艦ヤマト」がもっともひどかった。

たった2枚のセルの動きで2秒から4秒のカットを稼ぐという、日本式リミッテドアニメの手法も、私にはまるで紙芝居を見せつけられているようで、ひどいな感じるものだったが、これは厳しい予算、人員とスケジュールの制作側を思いやると、致し方ないことで、一方的に責めることはできない。

しかし、撮影のとき、セル画を刷毛やエアで掃うという単純な工程も省かれるほど、せっぱつまった制作進行だったのだろうか。

あるいは、単純にオペーレーターの手抜きだったのだろうか。

たったそれだけのことで、一人の視聴者が消えたことを制作者は知っていただきたい。

西崎氏プロデュースによる映画の「宇宙戦艦ヤマト」・・・映画版は3本あるがどれか思い出せない・・・は公開時、東京で見た。 

当時私は20歳だったが、納谷悟郎さんの声の沖田が「大事なもの、それは愛だよ」というセリフのところで、バカバカしくなって映画館を出た。

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コメント

私は80年前後のブームの時に、テレビアニメを見たり見なかったりだったと思います。その頃は軽薄盛りだったので(今もそうですが)「さらば~地球よ~」というノリでした。スタンリーさんは、その当時から鋭い視点でご覧になっていたのですね。セルの汚れ・傷には気づかなかったです。あ~、私の目はフシ穴でしたぁ。

投稿: マーちゃん | 2008年5月17日 (土) 10時55分

マーちゃん。こんにちは、
そうですか。楽しまれたのですね。
私、こんなこと書くと、世界のヤマトファンから怒られますね。
でも映画で、しかもアニメで愛だの自己犠牲だのというの、私はイヤなんですね。
だから、テレビ版のほうがまだ入りやすいかもしれません。
セルのゴミや傷は気づかなければそれにこしたことはありません。
私が重箱スミ人間なのです。笑

投稿: スタンリー | 2008年5月17日 (土) 11時30分

そうでしょ?最初はそんなに世間では騒いでなかったですよね。
いつの間にかすごいブームになっていてマニアもいっぱい出てきました。テレビのアニメソング特集では必ずトップテンだもん。

投稿: バルおばさん | 2008年5月17日 (土) 22時54分

パルさん。おはようございます。
そうです。1979年ごろはすごかったですね。
ラジオドラマまでありましたね。映画の声優さんの。
松本零士さんがドラマの後のインタビューで「こういうことになって心外である」と不満を述べていました。
作曲の宮川さんも故人となりましたね。あの愉快な人が。

投稿: スタンリー | 2008年5月18日 (日) 08時28分

確かにテレビ放映時は、「どろろ」以降定番の
裏番組カルピス劇場を観てたような。。
ただ、劇場公開時話題になったのでミーハー気分と、
主題歌の♪必ずここへ~帰ってくると~手を振る人~に~
笑顔で応~え~♪というフレーズに旧時代日本人スピリットを
呼び覚まされ(笑)観に行きました。
ただ、♪銀河を離れイスカンダルへ♪のフレーズから、観るまで、悪者イスカンダル星人を倒しに行く話かと思っておりました。sweat01

投稿: ぱんだうさぎ | 2008年5月19日 (月) 22時04分

ぱんだうさぎさん。こんばんは。
そうですね。唄の歌詞はいいですね。
カミカゼ出撃ではないんですね。
私もイスカンダル星人を懲らしめに行くような気がしていました。
ラストはどうなったのかを知りません。
ウィキペディアでも見ようかな。
それにしても、海外のコスプレ大会でもヤマトの格好のファンがいますからびっくりします。

投稿: スタンリー | 2008年5月19日 (月) 23時17分

「2001年宇宙の旅」の洗礼を受けた人間にとっては
「宇宙戦艦ヤマト」はつらかったです。超リアルな無重力空間を
航行するのを前提にデザインされた「2001~」の宇宙船を
見てしまったら、ヤマトの設定自体がナンセンスでしたから。
ファンの方いらしたらゴメンナサイ。(一杯いますけどね)

投稿: BIGSTONE | 2008年5月23日 (金) 01時13分

BIGSTONEさん。おはようございます。
上下の無い宇宙で、ヤマトは上の部分ばかり攻撃されていましたね。
また、爆発すると破片が下に落ちていたような。アニメなのに。笑
たしかに「2001年宇宙の旅」とは次元が違います。

投稿: スタンリー | 2008年5月23日 (金) 09時24分

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