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或る夜の出来事

或る夜の出来事 DVD 或る夜の出来事

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/06/06
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洋画メモ、NO,13、DVD、レンタル

1934年、コロンビア、白黒、スタンダード、トーキー、105分

画質悪い、35ミリを16ミリに焼き直したものと思われる。

原題「 IT HAPPENED ONE NIGHT 」 

監督- フランク・キャプラ

出演- クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール

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キャプラなので安心して楽しめた。

古さを感じさせない。

後年の映画「ローマの休日」、などに使われたアイデアが満載。

どんでん返しと言うほどでもないが、エリーの父親が最初、高慢で金に物言わせるだけの人物と思わせておいて、案外、人物を鋭く見抜き、娘の幸福のためならスキャンダルにもなりかねない結婚式のドタキャンを演じさせることだ。

この父親の存在が、この映画では重要で、日本の脚本家はこういう展開を考えられるだろうか。たぶん、最後までイヤなヤツとして終わらせてしまうだろう。

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コルベールは美人というものでもないが、ツケマツゲが似合っていて、ちょっと越路吹雪似。あの当時の女性にしてはスリム。

ゲーブルが演技派であることが分かった。ヒッチハイクテクニックの披露は傑作。

エリーが、バスの中でゲーブルの肩を借りて熟睡しているシーンは男心をくすぐる。

バスの中で歌われる「ブランコ乗り」という3拍子の歌は、どこかで聴いたことがあったが、テックス・エイブリーのアニメ「恐怖よさらば」でも使われていた。 バスの客みんな歌うので、アメリカ人にはお馴染みの唄か。

エリーがモーテルのシャワー室までの野外横移動撮影が面白い。

懸賞金目当ての男をピーターがデッチアゲ話で手を引くよう脅す。機知にとんで面白い。

英語という言語が詩的であることが分かる。

「夜になると女と月と海が一つになる」は英語の単語でポツリポツリしゃべると詩となる。

エリーがピーターに告白するクローズアップはソフトフォーカス。

ピーターが電報を打つシーン。 受付女性から「COLLECT CALLですか」と訊かれ、「CORRECT、そうだ」とシャレを言う。

エリーの婚約者がオートジャイロで式場にやってくる。実写の短距離着陸シーンは面白い。 

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コメント

さすがスタンリーさん、撮影テクニックにまで、目を凝らしてご覧になったのですね♪
「ローマの休日」や「卒業」は、この映画の影響を受けたのでしょうかね。男性の職業が記者で、女性のスキャンダルを探るために近づいてますね。結婚式で逃げ出すのは「卒業」っぽいですよね。バージンロードで父親が娘に囁くシーンは、ちょっとだけ、ヒヤヒヤします。だって、コルベールが無反応で聞き流しているように見えて・・・(笑)。父親は重要な役でしたね~。冒頭、娘を殴って、娘が海に飛び込むところから始まって、ラストは救世主になってました。脚本も素晴らしいと思いました。

投稿: マーちゃん | 2008年2月17日 (日) 11時47分

マーちゃん。映画を紹介していただきありがとうございます。
題名を知っているだけで、一生観なかったかもしれません。
結婚式の宣誓は「はい」と言うのか拒否するのか、どちらか予測できませんでした。
だから映画の作り方がうまいんですね。
そうです。脚本が練りにねってあるんです。
後年の映画は、この作品を大いに参考していると思います。

投稿: スタンリー | 2008年2月17日 (日) 13時59分

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