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鍵・瘋癲老人日記 鍵・瘋癲老人日記
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邦画メモ、NO,18 DVDレンタル

1959年、大映、シネスコ、カラー(アグファ)、107分

監督- 市川(こんという漢字が出ない)、 脚色- 市川、長谷部慶治、和田夏十

撮影- 宮川一夫、 音楽- 芥川也寸志

主演- 中村雁治郎、京マチ子、仲代達也、叶順子、北林谷栄

山茶花究、浜村純、菅井一郎、潮万太郎

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オープニングの電車の下のタイトルが面白い。

京マチ子がまるでキツネのメーク。

叶順子はへの字眉毛でブス顔に変身。それほどお多福でもないが。

雁治郎は歩くときヒョコヒョコと老人を再現。当時50代というが老けている。

京、仲代、叶はアクションを抑え、アンドロイドのようだ。

北林は定番の婆ちゃん役。当時まだ40代。

アグファカラーが渋い。 緑と茶色が京都の町と家屋に微妙な色合いを出している。

農薬の茶筒も印象を残す、渋い赤色。

宮川一夫の光と影の撮影がすばらしい。襖で画面の半分をカットするテクニック。

京マチ子の裸体を四分の一しか見せないのにエロチック。

雁治郎が脳梗塞の演技。症状をよく研究し芝居している。

時々ストップモーション。市川の映画らしい。

菅井一郎のあんまさんのマッサージシーンが唯一の笑うところ。

雁治郎の邸宅は今はあるだろうか。長い土塀の古屋敷。

邸宅の室内セットはすばらしい。照明がすばらしい。

追記:

   2008年2月13日、市川監督は92歳で亡くなられた。この映画を観たのも予感だったかもしれない。

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コメント

スタンリーさん、こんばんは。ちょっと海外出張がありご無沙汰です。
これも市川崑監督でしたね。私は残念ながら皆さんが良く観られている「ビルマの竪琴」は劇場では未見で観ているのは超旧いですが「満員電車」、それとこれ、「東京オリンピック」、「太平洋ひとりぼっち」くらいです。
監督への追悼でビルマを観る積りです。
合掌。

投稿: ロンリー・マン | 2008年2月15日 (金) 22時06分

追伸です。
そうですか、この映画はアグファだったですか。懐かしいです、と言うのはS31年頃の思い出で当時の写真屋にはフジとアグファの35ミリフィルムと8ミリフィルムがあり「生意気な」私はたまには渋い色が良いなで時々アグファを使う写真小僧でした。現像は香港にしかなく出来上がるのに1ヶ月かかった記憶があります。どこかで内式、外式のコメントがありましたが本当に懐かしいです。
もう一つ市川崑で思い出すには「東京オリンピック」の完成映画を見た当時の通産大臣がクレームをつけやり直しを命じたようでした。芸術か記録かで議論が賑やかだったようです。
今、北京五輪でスピルバーグがおりたそうですね。うーん。

投稿: ロンリー・マン | 2008年2月15日 (金) 22時32分

ロンリー・マンさん。ありがとうございます。
市川監督のものでは「満員電車」が観たいですね。
「太平洋ひとりぼっち」は音楽が奇妙な感じで独特のものでした。 実験的な映像がおもしろいです。
大映はイーストマンを使ったのですが、「鍵」はアグファなんです。
小津監督もアグファを使いますが、赤色が独特ですね。
私もアグファを使ったことがありますが、プリントはフジだったので
あまり変わりませんでした。
ソ連の古い映画もアグファ系でアカが目立ちました。

投稿: スタンリー | 2008年2月16日 (土) 09時27分

確かに折角アグファで撮っても急いでいる時はフジでした。良く覚えてらっしゃいますね。写真屋の管理が甘く「賞味期限」!切れを遥かに超えたものを買いとんでもない発色になった事がありましたっけ。今にして想えばあれはあれで芸術的でした(笑)。ちなみに川口浩の「満員電車」はモノクロだったような。


投稿: ロンリー・マン | 2008年2月16日 (土) 09時53分

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