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東京上空30秒

東京上空30秒 特別版 DVD 東京上空30秒 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/08/10
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特撮メモ、NO,13 レンタル

1944年、MGM、白黒、スタンダード、138分、画質・音質、良

アカデミー特殊効果賞、撮影賞

原題は日本語訳のまま。

監督- マーヴィン・ルロイ、 撮影- ハロルド・ロッソン、ロバート・サーティス

音楽- ハーバート・サーティス

特殊効果- A.Arnold Gillesoie 、 Warren Newcombe

Donald Jahraus

出演- スペンサー・トレイシー、ヴァン・ジョンソン、ロバート・ミッチャム

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前々から、気になっていたミニチュア特撮の映画を観ることができた。

よく、東京空襲のドキュメンタリーなどの空爆シーンに、実写映像とともに、流される特撮映像があった。

たぶん、映画から抜粋したものだろうと予想していたが、俯瞰で撮影された、爆撃シーンがたいへんすばらしかったのである。

なんという映画か分からなかった。ただ「東京上空」という名前の一部だけは、どこかで聞いたことがあった。

今回、レンタル屋で、その映画の題名のDVDを発見し、ようやく全貌を知ることができて、幸運である。

実写映像が大部分を占めるこの映画にあって、ミニチュア特撮部分は僅かであるが、おそらく、空爆のミニチュア特撮としては、歴史に残るものだ。

そのシーンは特撮ファンでなければ、実写としか見えないだろう。

よく、当時のレベルで、円谷英二は特撮の神様だ、日本の特撮が世界一だと、見当違いの発言をしている人がよくいたが、そういう方々は、この映像を観ていただきたい。考えが変わるであろう。

円谷、ツブラヤと1950年代、1960年代に大騒ぎしていた日本の観客と映画人は、「井の中の蛙、大海を知らず」ではないだろうか。

1944年のアカデミー賞を受賞しているのは、名も知れぬ特撮マンだ。それも画面の片隅に小さく記名されているだけで、どこかの国の特撮マンのようにデカデカと名前が画面に出てこない。これは今のアメリカ映画でも変わらない。

前々から言っていることだが、アメリカの特撮マンは観客に特撮と気づかれない映像作りを目指しているが、日本の特撮マンは「見てのとおりオモチャだけど本モノと思って見てください」という映像作りである。

物語の構成は後年の「戦略空軍命令」とよく似ていて、作戦の遂行と1パイロットの家庭の話である。ただし中国での逃避行部分が違う。

音楽はやはり、「戦略空軍命令」が盗作といわれてもいいくらいソックリである。

おまけに、パイロットの女房役とジューン・アリスンは似ている。

スペンサー・トレイシーがドーリットルの役をしているが、たいへんカッコイイ。

ヒコーキファンにはB-25の実写映像がうれしい。特に短距離離陸の実写は見物だ。

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コメント

こんばんは♪
確かにあの時代でアレだけの特撮技術はすごいですね。
今気付きましたが、ロッソン、サーティスと撮影も一流ですね。
やはり1944年という事は国威発揚映画なんですかね~。
内容はおぼろげですが、わたしも目元がジューン・アリソンの
人が印象に残ってて調べたら、あのクリストファー・リーヴの
スーパーマンの育ての母の役をやってたんで、ひぇ~と思った
覚えがあります。ま、歳とるのは当たり前ですが。。。

投稿: P・うさぎ | 2008年1月11日 (金) 01時43分

P・うさぎさん。いつもありがとうございます。
あの女優さんの情報ありがとうございます。
フィスリ・サクスサーというのですね。
この映画がデビューでした。
検索すると、アリスンに似ていると感じている人は
他にもいますね。笑
存命でしたら80代でしょうか。
爆撃手の俳優さんはどこかで見たことがありますが、
他の俳優は全く知りません。

投稿: スタンリー | 2008年1月11日 (金) 10時02分

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