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上意討ち 拝領妻始末

上意討ち-拝領妻始末- DVD 上意討ち-拝領妻始末-

販売元:東宝ビデオ
発売日:2004/12/23
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邦画メモ、NO,15 NHKBS

1967年、東宝配給、三船プロ、白黒、シネスコ、128分、画質良

原作- 滝口康彦、 脚本- 橋本忍、 制作- 田中友幸

監督- 小林正樹、 撮影- 山田一夫、 音楽- 武満徹

出演- 三船敏郎、仲代達也、加藤剛、司葉子、神山繁、

江原達治、大塚道子、山形勲、市原悦子

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上意とはお上の命令。それを逆らうという映画。

拝領妻とは側室からの嫁。

おもしろかった。一気に観る。

撮影は武家屋敷建築の直線の美しさが際立つ。

仲代、室戸半兵衛のまんま。映画のどしょっぱなから三船と戦う予感がある。

他の批評では、三船がただ座ってしゃっべってばかりというのがあったが、かえって落ち着いてセリフを言う三船を観られて良い。

サントリーのおじさん、神山繁が目じりクマドリで悪党メイク。彼の立場も分かるが。

山形勲、セリフの発音悪いが、存在感のある役者。彼の立場も分かる。

司葉子、もう少し愛らしさがほしい。肺病人のよう。

出演者でただ一人町民役は市原悦子、武家社会の堅ぐるしさをほぐしてくれた。

これまた他の批評にユーモアが全然無いというのがあったが、三船の「首三つもってこい」には爽快感のあるユーモアがある。

全体的に墨絵のようなイメージ、青空が全く無い。重い空気。

武満の音楽は人形浄瑠璃調。物語を語る伴奏。

例によって三船、30人ほどたたっ斬る。久世の殺陣。血糊ブシューは無い。

忠臣蔵に匹敵する、教科書に載るような大事件。 「何とかの大獄」「何とか騒動」「何とかの変」。

ズームインが一箇所あり。 寄ると暗くなり、露出アンダーとなるはずだが、絞りの調節は撮影助手がやるのだろうか。 パンフォーカス撮影が多い。

三船と仲代の決闘。「椿三十郎」のマネはできないので、動的な殺陣となるが、もうすこし迫力があってもよかったのではないか。意外とアッサリしている。

三船、鉄砲弾で死ぬ。観てるこちらも無念である。

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コメント

時代劇、同じく仲代の「切腹」、稲垣浩監督・現松本幸四郎主演「秘剣」(DVD未発売)が見応えあった。やるな!。

投稿: ロンリー・マン | 2008年1月21日 (月) 12時25分

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