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2007年12月

お年玉で買ったもの

学研電子ブロックのひみつ 学研電子ブロックのひみつ
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お年玉なるものを親からもらったのは、小学校に入ってからだろうか。

当時、家計は苦しかったようで、たいしていただけなかった。

だいたいクリスマスプレゼントというものもなかった。せいぜいケーキ(安いバタークリームケーキ)を買ってくれるだけである。

お年玉は小学校3年生くらいから1000円、5年生から2000円もらったと記憶している。

親戚が集まったり、訪問する家庭は、もっと手に入るだろうが、我が家ではそういうことは、あまり無かった。

クラスの子には、3000円もらったというのもいて、驚いたものだ。

私は貯金などせず、すぐ何か買ってしまった。

あのころ(昭和40年代前半)の物価というと、プラモデルの世界では、今井のサンダーバードイージーキットが200円、ジェットモグラ(モーターなし)が450円、タミヤの大きな戦車は2000円くらいであった。

タミヤのパンツァーやティーゲルなどの戦車はあこがれの対象だったが、あの予算では、とうとう買えなかった。

一番ほしかったものはトランシーバーであるが、安いものでも3000円するしろもので、子供にとってはメルセデスかポルシェである。絶望的だった。

天体望遠鏡も欲しかったが、これはもうフェラーリに匹敵する。

で、 昭和42年ごろから、とぼしい予算で買ったものを列記すると。

・タイムトンネルのプラモデル。(42年)

-----400円くらいのもの。トンネルの中に景色が写る。

・顕微鏡セット。(43年)

-----1000円。対物レンズは固定で100倍くらいのもの。プレパラートやカバーガラスがついていた。これで雪の結晶を見ようとしたが、プレパラートに雪を乗せても、直ぐ溶けて観察不可能であった。子供の考えることは他愛がない。

・電子ブロック。(44年)

-----1600円。学研の下請けが製造していた「電子ボード」というもので、16回路が組めた。電池のいらないゲルマニウムラジオの回路は不思議だった。1石レフレックスラジオは良く聞こえた。余談だが、復刻版の電子ブロックはICアンプが付いている。当時のものには無く、そういうブラックボックスを用意するのは邪道だと思う。

・万能アタッシュケース。(45年)

-----1700円。ラジオ雑誌の通信販売で購入。輸出用のスパイおもちゃで、007の秘密兵器もどき。一台のトランシーバー、小型受信機、望遠鏡、カメラ、ライト、暗号解読器が入ってる。小学校5年生のものにしては、少々子供っぽい。尚、友達も一緒に購入したので、トランシーバーの実験ができた。せいぜい50メートルの通話距離であるが。

・アポロ11号月着陸船。(46年)

-----1500円?。時代を反映している。着陸部と上昇部と分離できた。月面に設置するアンテナや地震計もついていた。 サターンロケット全体の巨大なプラモデルもあったが、1万円を超えていたと記憶する。

と 、これが小学校時代のお正月の買い物ということになる。

ちょっと理科が好きな男の子は、こんなものではないか。

尚、買えなかったタミヤの戦車は20歳のときに2500円のチーフテンを購入。

トランシーバー(ウォーキートーキータイプ)は30歳の時に、松下のCB無線機を2台購入し、子供のころのウラミをはらしている。

みなさん。来年もよいお年でありますように。

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HOST SONATEN 「秋のソナタ」

DVD イングマール・ベルイマン コレクション

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/10/06
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洋画メモ、NO,11 NHKBS

1978年、スウェーデン撮影所、コダカラー、92分

脚本・監督- イングマール・ベルイマン、

撮影- スヴェン・ニクヴィスト

出演- イングリット・バーグマン、ロヴ・ウルマン、

レナ・ナイマン、グルナール・ビョルニンストランド

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旦那の観客への語りかけで始まる。 まあ、嫁と義母との話を聞いてくださいな。

娘とバーグマンも独り言で観客へ語る。

バーグマン、ばあちゃんになっても、横顔はさすがにステキである。

忙しいピアニストの母親と娘の葛藤。 あってもおかしくない話。

使われている曲

シューマン幻想小曲集「飛翔」、ピアノコンチェルト、イ短調、まだあるがよく聞こえない。

ショパン24の前奏曲、2番、

娘の弾く2番の演奏がわざと弾いたようなひどい演奏。

母親の曲の解釈がよくわかる。 娘と母親と、フル演奏を2回聞かされる。

母親の演奏に少しウルウルする。 バーグマン、出だしの左手だけ弾いて見せる。

二人の顔のドアップが凄い、画面いっぱい。まるでフジテレビのカメラ操作。

ふたりの口げんかは、舞台芝居のように感ずる。観客も舞台に上がって観ているイメージ。

スウェーデン語、さっぱり分からず。 バーグマンがマネージャーとの電話で英語を話すが、なじみの言葉にホットする。

バーグマンと娘の芝居はウマイと感じるが、あれくらいの演技力の役者は結構いる。

障害者を演じた女優もウマイ。

娘の過去のフラッシュバックの撮影がすばらしい。

光と影とフィックスの奥行きのある構図、まるで中世の名画のよう。これを観るだけでも一見の価値あり。

よくわかる映画、難解ではない。1時間半が短く感じた。

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Texas Across the River

洋画メモ、NO,10 NHKBS

1966,ユニバーサル、シネスコ、カラー、101分

監督- マイケル・ゴードン

出演- ディーン・マーチン、アラン・ドロン、Rosemary.Forsyth

Jerry.Bishop、 Tina.Marguand、ピーター・グレーブス

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邦題「テキサス」

オープンニングのタイトルバックと三拍子の歌がよい。

まるでアメリカの「無責任」映画。 古澤監督アメリカ版

ドロンもマーチンも植木等かクレージーキャッツか。

なぜか、人物の撮影にプルーバック合成のシーンがある。編集が荒くなり、アト撮り・追加かもしれない。

何がどう展開していくのか話がサッパリ分からず。

西部劇のパロディが随所にあるらしい。 ま そんな感じ。

石油の重要性がまだ分かっていないころの話。

アラン・ドロンは冷酷な役が多いので、意外な一面が見られる。軽薄な笑顔がいい。

ドロン出演の珍映画として必見ではないか。

ピーター・グレーブスもオトボケ。 白髪まじりでよくやる。

ネイティブの言葉が絵文字スーパーインポーズになる。傑作。唯一笑った。

ドロンは英語を流暢に話している。スペインの貴族役なので、スペインなまりの英語か。

ただし、実際の発音か吹き替えかは不明。

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CMまたぎ撃退法、3倍モードの使い方

10年くらい前からであろうか、民放テレビでは、バラエティ番組などの、合間のコマーシャルの後に、その前の同じシーンをクドクドと流すようになった。

どこかの放送局が始めると、右へ習えでサルまね癖が始まる。民放各局が、この「CMまたぎ」とやらをするようになった。

1時間の番組なら、コマーシャルを抜いた本編は40分程度の尺であろうが、このCMまたぎを入れるようになってから、重複部分をカットすれば、さらに5分は短く出来ているだろう。 それだけ経費削減でヨカッタヨカッタということだろうが、観ているコチラは実にジレッタイ。悔しい。

民放局の姑息な手段はこればかりではない。

「このあとスグ」。と面白そうな次のコーナーの予告をしながら、別のニュース、天気予報や占いをはさみ、さらにコマーシャルを入れ、ジラシにジラシ、チャンネル替えを阻止しようとする。

民放の言う「スグ」というのは、およそ10分後のことだと思えばよい。

人生の残りの時間も少なくなってきて、こんなことで時間のムダをすることは避けたい。

そこで、それに対抗すべく、番組をすべて3倍モードで録画(いまだにVHS使用)してから観ることにしている。

3倍モードにすると、画質、音質は確実に落ちるが、どうせ今の民放の番組は、たいてい、それにこだわるほど良質のプログラムはない。まあ、観てみるか、というものばかりだ。(それも時間のムダ使いかもしれないが)

その録画した番組は、当然コマーシャルは早送りする。

これが実に気持ちがいい。サーッと飛ばせる。面白いコマーシャルがあれば再生して観ればよい。

3倍モードであるから、速い。 やがて、CMまたぎの部分にさしかかる。

そこで、再生のボタンを押すのだが、人間には知覚してから行動を起こすのに時間がかかるという、如何ともしがたい生理現象がある。 これは、丁度、自動車の急ブレーキを踏む時の状況と似ている。ブレーキがかかるまで、空走距離が発生する。

ビデオのリモコン操作でも同様で、「ここだ」と判断し、ボタンを押しても、3倍のテープ速度では、操作に空走時間が発生して、再生がかなり遅れるのだ。

すると、丁度、このCMまたぎの部分も飛ばされ、再生画面になる頃には、次の新しいシーンから見ることができるのだ。

これで、同じシーンをクドクド観なくてすむ。

1時間の番組なら、およそ35分で観られる。

民放の担当者のみなさん。どうだ。ザマーミヤガレ。

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「悪名」の田中監督逝く

悪名 悪名
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田中徳三監督が亡くなった。87歳であった。

昭和30年代から40年代にかけて、大映のプログラムの3本に1本は、田中監督が演出したのではないだろうか。

私も、およそ20年くらい前から、レンタルビデオにて、氏の映画を楽しませて頂いた。

主に、「座頭市」、「悪名」、「兵隊やくざ」の勝新ものである。

「眠狂四郎」は観ていないが、食わず嫌いというか、侍のエリートみたいで、なんとなく気に食わないからである。

今回、「悪名」、「続・悪名」を改めて観た。

田中監督の演出にケチをつけるところが見当らない。

あるとすれば、朝吉が、着物の下からピストルに偽せた格好をする場面で、あんなことで、騙せる訳がないことだが、これは脚本の甘さであろう。

撮影は二本とも宮川一夫で、いつも斬新なテクニックを披露してくれる。

改めて気がついたのは、画面の中に黒枠を用い、意識的なズーム効果を揚げていることだ。それは、窓枠の影であったり、襖の裏側であったりする。画面の50パーセントは真っ黒な影である。

モートルの貞が刺客に襲われる雨のシーンは有名だが、上から真下にカメラを向けて撮影し、すばらしい効果を出している。 

あれはロケーションに行く暇とセットを組む予算が無く、大映の撮影所内の通路で撮影されたもの。 そのため、町並みのセットは無く、景観を省く必要があり、真上から撮ったのだ。 

人間、せっぱつまった時ほど、いいアイデアが出る。

田宮二郎のパンチのある芝居にはいつも関心する。

また、ゲスト陣の大物俳優、浪速千栄子や雁次郎の芝居も見ものだ。

今、お元気なのは、中村玉緒、水谷良重と須賀不二男さんくらいだろうか。

追記:須賀不二男さんは98年に亡くなられていた。合掌

藤原礼子さんは、好きな女優さんであったが、数年前に亡くなった。

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ニューヨーク東8番街の奇跡

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洋画メモ、NO,9 NHKBS

1987年、ユニバーサル、パナビジョン

原題: Batteries not Included

製作総指揮- スピルバーグ他、 制作- ロナルド・シュワリー

監督- マシュー・ロビンズ、 撮影- ジョン・マクファーソン

音楽- ジェームズ・ホーナー、 SFX- ILM、 

モデルメーク- グレック゜・ジーン 、

ストップモーション- デビット・アレン

出演- ジェシカ・タンディ、ヒューム・クローニン、フランク・マクレー、

エリザベス・ベーニャ、マイケル・カーマイン

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リアルタイムで観た映画。後味のよい映画。

クリスマス映画と間違える、人騒がせな邦題。

原題の英語のタイトルもよく分からぬ。電池は入っていません。?

オープニングの懐かしい写真はジェシカ・ヒューム夫妻のものから抜粋か。

ただし、首だけ合成のものがある。

ジェシカ・ヒューム夫妻が相変わらず、渋いベテランの演技を見せる。

ジェシカ、火事のときだけ、ボケが直り、カーマインを息子でないと気づく。うまい脚本。

CGを使わない、素朴なコマドリと合成がよい。

円盤の滑らかな動きや傾き具合、浮遊感がよい。

日本の特撮スタッフにはこのセンスが無い。

円盤浮遊時の音楽は楽しいワルツ。

円盤のストップモーション担当はフィル・ティペットあたりだと思っていたが、知らない人であった。 

子円盤は足が生えて、スターウォーズにあったような愉快でかわらしい動き。

子円盤の目ん玉がかわいい。 

死産から蘇った末っ子円盤はガチャビン目。

妊婦と画家の関係、進展が少しわからない。恋人となったのか友人のままなのか。

YASHICAがタイアップしているが、タイムズスクエアーのロケではミノルタの看板が写っている。

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ベルイマンの素顔

NHKBSにて、ベルイマン監督の映画「サラバンド」のメイキングビデオを観ることができた。

メイキングを観るのは、映画制作に興味があるものとしては、楽しいし、勉強になる。 

どちらかというと、私の映画鑑賞は、制作する立場で観ているからだ。

それにベルイマンとはどんなツラをしているかも知らなかったので、素顔を鮮明なビデオ画像で見られることは貴重な体験だ。

難しい解らない映画を作る監督さんであり、制作現場でも気難しい人だとの印象がありそうだが、さにあらず。たいへん気さくで、スタッフや俳優にも気配りのある、フランクリーなじいさんであった。 そもそもメイキングを許すというのは巨匠の中でも珍しい。 録画時、85歳。

今の日本映画の若い監督の中には、スタッフ・俳優に怒鳴りちらしたり、癇癪を起こしたり、プライドを傷つけるのが当たり前のような人物がいるようだが、私はそういう環境では、いい映画はできないと核心している。

怒鳴り声の聞こえる現場でできた作品は、やっぱり上映しても怒鳴り声が、画面のどこかから伝わってくるものだ。

私が見たものでは「処女の泉」があるが、監督の作品では解りやすいものであろう。 この映画の白黒撮影の美しさといったらない。

森の中の撮影など、あれ、黒澤の「羅生門」に似ているな。と感じたが、実際にベルイマン自身も影響を認める発言をしている。

「黒澤の羅生門にイカレテしまったんだよ」。

「サラバンド」はベルイマンが言うには最後の作品になるという。

85歳にしては元気なので、この次の作品を最後のものにしてほしい。

追記:ベルイマンが今年亡くなっていたことを忘れていた。

この映画の撮影はビデオカメラを使用していた。監督本人も、今日日の撮影現場と同様、ディスプレイで演技を確認していた。

他の監督には、このディスプレイを全く見ず、すべて撮影監督にまかせる、昔からのスタイルの人もいる。 ベルイマンもそちらのほうだと思っていた。

私は報道やドキュメンタリー以外のビデオテープの映像が嫌いであるが、この「サラバンド」はフィルムに起こして上映されるのだろう。

フィルム撮影の映像と微妙に画質が違うので、私は気になるかもしれない。

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上意討ち 拝領妻始末

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販売元:東宝ビデオ
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邦画メモ、NO,15 NHKBS

1967年、東宝配給、三船プロ、白黒、シネスコ、128分、画質良

原作- 滝口康彦、 脚本- 橋本忍、 制作- 田中友幸

監督- 小林正樹、 撮影- 山田一夫、 音楽- 武満徹

出演- 三船敏郎、仲代達也、加藤剛、司葉子、神山繁、

江原達治、大塚道子、山形勲、市原悦子

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上意とはお上の命令。それを逆らうという映画。

拝領妻とは側室からの嫁。

おもしろかった。一気に観る。

撮影は武家屋敷建築の直線の美しさが際立つ。

仲代、室戸半兵衛のまんま。映画のどしょっぱなから三船と戦う予感がある。

他の批評では、三船がただ座ってしゃっべってばかりというのがあったが、かえって落ち着いてセリフを言う三船を観られて良い。

サントリーのおじさん、神山繁が目じりクマドリで悪党メイク。彼の立場も分かるが。

山形勲、セリフの発音悪いが、存在感のある役者。彼の立場も分かる。

司葉子、もう少し愛らしさがほしい。肺病人のよう。

出演者でただ一人町民役は市原悦子、武家社会の堅ぐるしさをほぐしてくれた。

これまた他の批評にユーモアが全然無いというのがあったが、三船の「首三つもってこい」には爽快感のあるユーモアがある。

全体的に墨絵のようなイメージ、青空が全く無い。重い空気。

武満の音楽は人形浄瑠璃調。物語を語る伴奏。

例によって三船、30人ほどたたっ斬る。久世の殺陣。血糊ブシューは無い。

忠臣蔵に匹敵する、教科書に載るような大事件。 「何とかの大獄」「何とか騒動」「何とかの変」。

ズームインが一箇所あり。 寄ると暗くなり、露出アンダーとなるはずだが、絞りの調節は撮影助手がやるのだろうか。 パンフォーカス撮影が多い。

三船と仲代の決闘。「椿三十郎」のマネはできないので、動的な殺陣となるが、もうすこし迫力があってもよかったのではないか。意外とアッサリしている。

三船、鉄砲弾で死ぬ。観てるこちらも無念である。

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赤毛

赤毛 DVD 赤毛

販売元:東宝
発売日:2006/01/27
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邦画メモ、NO,14 NHKBS

1969年、東宝配給、三船プロ、シネスコ、カラー、画質・色、良

昭和44年芸術祭参加作品

制作- 三船、西川善男   脚本- 岡本喜八、広沢栄

監督- 岡本喜八、 撮影- 斎藤孝雄、 音楽- 佐藤勝

出演- 三船敏郎、寺田農、高橋悦史、岩下志麻、伊藤雄之介、

乙羽信子、神山繁、天本英世、左ト全

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幕末、官軍が民衆を解放するというはなし。

しかし、政治がどうなっても民衆の生活は変わらないということ。

「赤毛」を検索すると90パーセントは「赤毛のアン」である。

タイトルが地味で損しているのでは。

「ええじゃないか」とした方が、ええじゃないか。

農民出身の赤報隊の一員である三船が故郷で大暴れ。

彼はどもっていて、ちょっと足りない。オッチョコチョイ。

三船は山本五十六や阿南のような軍人より、「七人-」の菊千代が似合っている。

侍や武将、軍人を演ずると、彼は声のトーンが低く、ドロドロと吼えた音質となリ、台詞が聞き取りにくくなるので、こういう軽いキャラクターはいい。

前半の三船の行動、映画のテンポは精神的に躁状態で進む。

時々、岡本はゲバゲバ90分的ギャグを挿入する。

「ええじゃないか」踊るモブシーンがすごい。

寺田農の熱演シーンを初めて見た。重要な役柄。

寺田、高橋、神山、岸田の台詞のカツゼツがよい。キチンと芝居の鍛錬をした俳優は気持ちがいい。

天本英世はいつから歯が無くなったのだろうか。「二十四の瞳」では高峰の旦那役でハンサムだったが、いつのまにかカマキリのような顔になり、台詞も入れ歯のぬけたような発音になっている。

伊藤雄之介はダメ代官を好演。 だが、ちょっとやりすぎの感あり。

斎藤孝雄の撮影、ダイナミック。

佐藤の音楽、三味線多用でええじゃないか。

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大阪城物語

特撮メモ、NO,11  NHKBS

1961年、東宝、シネスコ、カラー、95分、画質良、色合い・普通

原作- 村上元三、 脚本- 稲垣、木村武、 制作- 田中友幸

監督- 稲垣浩、 撮影- 山田一夫、 音楽- 伊福部昭

特技監督- 円谷英二、 特技撮影- 有川貞昌

出演- 三船、星由里子、市川猿之介、久我美子、山田五十鈴、田崎潤、

上田吉次郎、平田昭彦、他オールスター

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オープニングで大阪城のオープンミニチュアをクレーンで撮影。

擬似空撮映像。 だが、ハイスピード撮影でなく、ミニチュア然としている。

大阪城ミニチュアは水を抜いた東宝プールに建造。

後半、大阪城での攻防戦にて、城からの火縄銃の一斉発射、

敵陣からの大砲の被弾をミニチュア撮影。 城の屋根などが吹き飛ぶ。 

ハイスピート撮影適切。 もうすこし速く回してもいいが。

オープン撮影なので、スタジオ感がなく、光の当たりも適切。

円谷にしては上質のシーン。

法要での合成は大仏のエッジのブルブルが気になる。

当時のレベルでしょうがないか。

南蛮船が港に停泊しているのはミニチュア合成。 標準的レペル

東宝のマット画やバックスクリーンの絵、特に空の雲などはどうも気合が入っているように見えない。 いっちゃ悪いが、銭湯のペンキ絵ではないか。

大阪城にかかる橋を三船が大爆破。

これもかなり大きいミニチュアセットを使って特撮している。

このシーンは迫力あるが、煙が多すぎた。

時代劇で気になるのは、大砲の砲弾が当たると爆発することで、

当時の弾は単なる鉄球なので、被弾炸裂はありえない。

大砲の戦術は門のカンヌキや塀の一部を破壊するものではないか。

もうすこしリアリズムで演出してもらいたい。

鉄砲を荷車に積んで適中横断。 三船の才覚が楽しい。「隠し砦の三悪人」のよう。

ラストシーンで三船に駆け寄り、抱きつく香川京子が愛おしい。

芯の強い女性が結局、男に寄り添い、ついていこうとするのは男心をくすぐる。

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「コンバット」のことなど

COMBAT! BATTLE1 DVD COMBAT! BATTLE1

販売元:ハピネット・ピクチャーズ
発売日:2002/02/25
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 アメリカのテレビ番組「コンバット」が日本で放映されたのは、私の6歳から8歳ごろであった。

 放送は水曜の夜8時だったと記憶している。スポンサーは大正製薬で、CMには乙羽信子のパブロンや王選手のリポビタンDがあった。

 オヤジ(もちろん従軍経験者)が好きだったので、自然に私も観ていたのである。

 子供にはバトルシーンが面白くて、夢中になった。

 特にサンダース軍曹のトミーガン(トンプソン・サブマシンガン)にはあこがれた。

サンダース自身も、怖いおじさんだけど、頼りになる人だなと感じていた。

 また、時々使われる電話の受話器のような無線機は、ロッドアンテナをスッと伸ばして使うのがかっこよく見えた。

(コールサインの「ホワイトロック」は吹き替え時の間違いで、本当はチェスのホワイトルークのこと)

 銃撃シーンではトミーガンの存在が不思議だった。 なぜサンダースだけ機関銃を持っているのだろうか。 上官のヘンリー少尉だって1発ずつ撃つ小銃(M1カービン)ではないか。 そのトミーガンをみんな持っていれば、銃撃戦は圧倒的に有利なはずである。

 あれは、たぶん演出上のもので、襲撃シーンをハデに見せるための道具だと、長い間思っていた。

 ところが、最近「プライベートライアン」を観ていると、トム・ハンクスも使っているではないか。 調べたところ、当時アメリカ軍はトミーガンも兵士に支給していたということである。

 ただし、数は少なく、所持する兵は僅かだった。 ということだったらしいが、それにしてはサンダースはトミーガンを失くしたり、壊したりする話が幾つかあって、それでも次の回ではちゃんとトミーガンを持っていた。 

 ところで、トミーガンというのは、ライフル(小銃)と違い、弾は拳銃のものを使う。従って、殺傷能力、射程距離はライフルの比ではない。弾のエネルギーはライフルの半分も無い。これを知ったのは大人なってからであり、子供の頃は銃の弾などどれも同じだと思っていた。

 一方、サンダースの部下であるリトルジョン、ケイリー(ケイジ)たちの持っているM1ガーランド自動小銃は、弾倉は8発しか入らないが、有効射程距離は457メートルで(実戦では300メートル前後までで使用)、1発当たれば反撃不可能なダメージを与えることができる。

 しかし、トミーガンは弾倉に20発(30発入りやギャングが使った50発入りのドラム式のもある)入るが、威力のない拳銃弾では、射程距離はせいぜい50メートルであり、仮に敵に1、2発当たったとしても急所でなければ反撃されることもあるのだ。

 だから、必ずしもサンダースだけが、戦場で有利だったとは言えないのである。

 さて、カービーの持っている銃が問題だ。 これも長い間不思議な存在であった。

 どうやら1発ずつ撃つ自動小銃とは違うらしい。明らかに弾は、ダン・ダン・ダンと連続に発射されている。しかも、銃身の先に地面に着地できる脚がついている。 これも調べてみると(BAR)ブローニング・オートマチックライフルというやつだった。

 これこそ完全な機関銃である。 ライフルと同じ弾をフルオート連続発射できるものだ。

弾倉には20発入っている。 なんでも1小隊に1丁支給されたということだ。

 カービーの台詞に「このブローニングを扱えるのはオレしかいねー」というのがあった。 重量は8キロもあり、屈強な兵士だけに与えられたそうである。

 当時、セミオートの自動小銃を一歩兵まで所持していたのは、アメリカ軍だけであり、さらに、このオートマチックライフルの存在は、たとえ1丁でも小隊にとっては鬼に金棒ではなかったか。

 尚、ドイツ軍や連合国もサブマシンガンは使っていたが、歩兵の銃は基本的にボルトアクションの小銃で、三八式歩兵銃使用の日本軍と変わりが無い。つまりセミオートの自動小銃と違い、1発撃つごとに照準から目を離し、いちいちレバーをガチャンコと動かして弾送りと排莢をしなければならないものだった。しかもカートリッジには日本軍のものだと5発しか弾が入らない。

 自動小銃にせよトミーガンにせよ、照準を狙ったまま引き金を引くだけで銃を撃てたアメリカ軍が、いかにゼイタクな軍隊だったかが分かる。

 こんな軍隊を持つ国に日本は喧嘩を売り、将校たちは「大和魂があれば敵の弾も当たらない」という精神論で兵士を煽って、米軍の自動小銃やBAR、トミーガンの弾丸の嵐の中を日露戦争式に立ち姿勢でバンザイ突撃させ、日本兵の屍の山を築かせた。

 「コンバット」には、今ではアット驚くゲストが出演している。

私の記憶では、 リー・マービン、

ジェームズ・コバーン、 ロバート・デュバル、

テリー・サバラス、 チャールズ・ブロンソン、

デニス・ホッパーがいた。

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戦国無頼

邦画メモ NO,13  NHKBS

1952年、東宝、白黒スタンダード、135分、画質録音悪い。

原作- 井上靖、 制作- 田中友幸、 脚本- 稲垣、黒澤

監督- 稲垣浩、 撮影- 飯村正、 音楽- 團伊玖磨

出演- 三船敏郎、三国連太郎、市川段四郎、山口淑子、浅茅しのぶ

東野英次郎、志村喬、高堂国典、上田吉次郎

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日本映画の撮影技術は1950年代では、シネマスコープが出るまで、あきらかに外国に劣る。特に録音が良くない。

東宝の録音は、日本でも他社に比較して良くない。

そもそも東宝は前身のPCLから、トーキーの会社としてスタートしたはずである。それがあんな録音とはどういうことだろうか。

黒澤の映画では特にひどい。「七人の侍」、「蜘蛛巣城」はセリフが理解できない部分も多い。

この「戦国無頼」はまだましであった。

話は、なんとなく「宮本武蔵」の武蔵、又八、お通、朱美の四画関係に似ている。

稲垣監督は後に「宮本武蔵」で、実際に三船と三国を使っている。

浅茅しのぶのまともな芝居を初めて見る。小津の「秋刀魚の味」にチョコット出演していた。小津だからコチコチの芝居だった。

山口淑子が印象的な役。 三船を慕う荒っぽい女。

高堂国典、農家のじいさん。うまい。

上田吉次郎は、どうも袋叩きに合わされることが多い。

合戦のシーンはよく撮れている。黒澤の「影武者」のよう。

ただし、一部他の映画からの流用と思われるシーンがあり、その中に地面が大砲の砲弾で爆発する部分は、歴史的に間違っている。

お城の石垣のセットが良くない。画質が悪くともニセモノとはっきり分かる。

映画の出来はあまり良くない。話が右左に振り回される。

一応ハッピーエンド。

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その後の「猿の惑星」

最後の猿の惑星 DVD 最後の猿の惑星

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/03/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

三匹のチンパンが、現代の地球にタイムスリップしてからの残りのエピソードを、NHKBSにてようやく全編観た。

特にインパクトがない。

人間と猿が戦うということが、特に面白いものでもない。

猿がしだいに知恵をつけ、言葉を使い、知性を持つ過程がかなり省略されていた。 そこらへんが面白いと思うのだが、いきなり革命を起こしてしまう。

しかも猿は、頭の進化のかわりに、体力や敏捷性が、逆に退化している。

腰を曲げて、ヨタヨタ、ノソノソしている猿(エイプ)の戦いは、見ていて退屈であった。

最終話は、昔むかし猿と人間が戦っていたが、暴力を否定し、いまは共存しているという、全編を通じて唯一救われる終わり方だ。

気がついたことは、猿の特殊メークをしていると、俳優の声がこもるということだ。

日本語吹き替えでは、当然そういうことは無いが、猿の音声はアフレコにした方が良かったのではないか。

また、その猿のメークでは、どうしても口が自然に開いてしまうようで、猿が理知的に見えない。それともそういう演出であろうか。

特にエキストラ用のマスクは、メークが省略してある簡単なタイプで、全員がポカーンと口を開けている。

 (追記:口を開けているのは呼吸のためだと思う。)

猿の特殊メークは「2001年宇宙の旅」のヒトザルのメークと甲乙つけがたい。

1975年ごろ日本で制作・放送されたドラマ「猿の軍団」のメークは、この足元にも及ばなかった。

1980年代に、ニフコという会社のコマーシャルにも猿マスクが登場したが、依然として「猿の惑星」より劣るものであった。

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続・猿の惑星

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洋画メモ NO,8 NHKBS

1970年 20世紀フォックス 70ミリ?

原題- Beneath the Planet of the Apes

BENEATH ・・・ ~の下で

制作- アーサー・P・ジェイコブス、 監督- テッド・ポスト

撮影- ミルトン・クラスナー、 音楽- レナード・ローゼンマン

特殊メーク- ジョン・チェンバース

出演- ジェームズ・フランシスカス、 チャールトン・ヘストン

キム・ハンター、 リンダ・ハリソン

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1971年ごろ映画館で観る。同時上映「MASH」。 

当時、前作を観ていなかったので、かえって印象にある。特にミュータントの血管の色。

前作のつなぎシーンにより、未来の地球であることは、最初からバレている。

この映画を観た後、一作目を観たくてしょうがなかった。

音楽の印象は、当時「コンバット」のマネしやがってと思っていたが、後になって同じ作曲家と分かり納得。同じ頃観た「ミクロの決死圏」もローゼンマン。みんな同じ感じの曲調。

監督のテッド・ポストは、たしか「コンバット」の何本かも演出していたと記憶する。

この映画だけロディ・マクドウォールが出演していない。スケジュールが合わなかったか。

リンダ・ハリソンは大根だと聞いたが、セリフがない芝居はかえって難しいのではないか。うまくやっていると思う。

宇宙船の乗り組み員が、前作からみんなひどい目に合うので気が滅入る。

ミュータントは人の心が読めるはずなのに、フランシスカス、ヘストンを信用しない。矛盾。

フランシスカス、ヘストン、猿軍とミュータント両方に襲われ、救われない結末。後味悪い。

ミュータントが教会で合唱するシーン、少し長すぎやしないか。

複数のミュータントがフランシスカスをテレパシーで詰問。 ミュータントの一人「太っちょ」が大変印象的キャラクター。 あれに睨まれるとチト怖い。 黒人俳優も見たことがある。 

核ミサイルのデザイン。 噴射口のフィンが稚拙。

過去の地球の遺跡のセットがなかなか良い。特に地下鉄。

核が炸裂し、画面をまっ白で終わらせる。逃げた結末と思われる。

少なくとも楽しい映画ではない。劇場を出たあと酒でも飲みたくなるのではないか。

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怪獣大戦争

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ゴジラがシェーをする映画なので、かなり有名である。

怪獣映画としては円谷物のなかでも、それほど特筆するものでもない。

特撮シーンは過去の「ラドン」などフィルムが使い廻されている。

しかし、忘れられない作品である。私自身、映画館で小学校2年生のとき観た。

シェーをしたことには、だいぶ批判がある。 宝田明、佐原健二、土屋嘉男の特撮俳優はみんな嘆いていた。

だが、その中の一人、土屋氏が円谷に、子供に受けるよう、マンガのマネでもさせたらどうだと進言した、と何かの本で見た。 それで、当時流行っていたイヤミのシェーをさせたというのだ。

たしかにシェーは流行っていた。 私の年代の写真アルバムには、シェーをしている少年の白黒写真が張ってあるものが結構あるはずである。

私はというと、シェーよりも、イヤミのベラベラに伸びた靴下を自分でマネして喜んでいた。

さて、この映画、音楽には伊福部のフリゲートマーチが大活躍する。円谷特撮ファンにとっては血湧肉踊る曲である。 

この曲は、子供のころには、いろいろな特撮ものに流れてるので、映画も、どれがどれだか分からなくなっていた。伊福部の音楽がどれも似通っているのも原因であるが。

妖艶な水野久美さんが宇宙人役で登場する。最近、フィギュアまであるので、子供たちへのインパクが強かった。 買うのはオヤジであろうが。 いまだに世界中からファンレターが来るという。

X星人のコスチュームはムチムチの黒のレザーで、顔には細長いサングラスをかけ、なかなかいい雰囲気であった。

土屋嘉男のエックス星人統制官も傑作で、「七人の侍」のウジウジした利吉がやっていると思うと、そのギャップが面白い。

この人、宇宙人大好きで、しゃべっているX星語も、芥川龍之介の「かっぱ」の言葉などを参考に彼が考案したものである。

「この円盤はすべて電子計算機によってコントロールされている」・・・・統制官のしゃべる、昭和40年代の言葉がなつかしい。 

コンピュータという言葉はあったが一般には使われなかった。UFOは1970年代以降である。ユーフォーと言うようになったのは、阿久悠さんの歌詞による。

怪獣のバトルは予算の関係か、ビルなどのミニチュアの無いX星にて繰り広げられるが、キングギドラがいい。 いいのは吐く光線である。あのギザギザは傑作だ。東宝のこの種の技術は世界に誇れるメードインジャパンだと思う。

キングギドラの「カラカラ」という鳴き声は、ウルトラ警備隊本部で流れる電話の音と同じである。・・・・デーモン小暮閣下も指摘していた。彼はそのマネがうまい。

新たに撮影された特撮シーンで、特にすぐれているのは、X星人の円盤(なつかしいアダムスキー型)が湖上に水中から浮上し、そのまま上空へと離陸するところである。 

水中で発光している円盤と、圧縮ガスによる泡と、円盤の上昇に引きずられるスモークが絶妙の演出をしている。円谷特撮史のなかでも、最もうまくいったものだ。

ラドンを地中から引き出すシーンも良い。

宝田明とニック・アダムスが乗る宇宙船はNASAのロケットの影響があるが、その特撮はミニチュア然として、あまり良くない。

慣性飛行している宇宙船に、上下は関係ないが、逆さまになった宇宙船の姿勢を元にもどすという、物理的に無意味なシーンがある。

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フジテレビのカメラショット

10数年前から気になっていたことなので、この際書いてみます。

フジテレビ系列の人物の撮影、ショットが、他の系列の放送局、番組制作会社と比較して変であるということです。

変である。ということは、私の個人的な見方かもしれませんが、心理的には他の人も共通の認識だと思います。言われて気がつく人が多いのではないでしょか。無意識でも感じていた人は多いのではないでしょうか。

どういうところが変だというと、ニュースの時に顕著なのですが、カメラが人物に寄りすぎるのです。

ニュースキャスターが原稿を読んでしゃべっていますね。 そのときの映像が完全なバストショットなのです。

つまり、胸から上の映像なのですね。

他の放送局はだいたいウエストショットです。少し引いた骨盤から上くらいなのです。

ですから、フジテレビのキャスター、アナウンサーを撮っている映像では、テレビ画面の上40パーセントが顔で埋まっているのです。

これが私には、暑苦しく感じるのですな。 変なんですな。なじまないんです。

いつだったか、フジテレビはこのアナウンサーの肩から上までアップして撮影していたことがありました。 驚きましたね。 4対3のテレビ画面の80パーゼントがアナウンサーの顔なのです。 まるで「妖怪百物語」の妖怪「大首」でした。イスからひっくり返りました。

さらにスタジオで、照明を人物の前から当てているのです。 以前、美白タレントというのがいましたね。あの照明の仕方です。 最近では美輪明宏がそのやり方で画面に出てきます。

これをアンウンサー、キャストまでにやっている。 

これも私には暑苦しいんですな。 タレントならいいんですが。

フジテレビのみなさん。 これはいったいどういうことなんですか。

タレントの顔のアップは耐えられますが、中年アナウンサーや、オバハンキャスター、木村太郎さんの照明当ドアップ、バストショットはやめてもらえませんかね。

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