« 血槍富士 | トップページ | 十三人の刺客 »

バルトの楽園

バルトの楽園 DVD バルトの楽園

販売元:東映
発売日:2006/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「バルトのらくえん」と呼ぶのかと思っていたが、「がくえん」であった。

第一次大戦のドイツ軍捕虜の収容所での話しである。

日本は、当時はハーグ条約を遵守し、捕虜を丁重に扱ったので、世界的にも賞賛されたのだが、この映画での描写は概ね、このようであっただろう。

ブルーノ・ガンツをはじめ、ドイツのプロの役者さんを使ったので、安心して観ることができた。

日本での過去の映画における、外国人の出演シーンでは、在日のアマチュアによる、危うい演技が多く、観ているとヒヤヒヤしたものである。

今回、ガンツはヒトラーのような熱演ではなく、元気がないように見えた。

彼の自殺シーンがあるのだが、将校とはいえ、収容所でどうして拳銃を所持しているのだろうか。さらに頭を打ち抜いたはずなのだが、助かり、腕を負傷している。説明不足である。

感じたことは、いろいろな話を盛り込みすぎで、ドイツ青年の故郷の母への手紙の朗読を柱として、最後まで話の展開を通すべきであると思う。

もっともあれはタドタドしい日本語でなく、ドイツ語にするべきであった。

さらに、黒澤の「赤ひげ」を参考にしているようにも感じたが、話のどこにピントを合わせればよいか、戸惑った。

松平の所長が会津の悲劇や苦労をガンツに話すシーンも、ガンツの将校が本当に理解したのか不明で、モヤモヤとした終わり方である。

「赤ひげ」は異なるストーリーどうしの連結が見事であり、すべて気持ちよく解決していった映画である。 

|

« 血槍富士 | トップページ | 十三人の刺客 »

日本映画」カテゴリの記事

コメント

「バルトのらくえん」だと私も思っていました(笑)。映画は未見ですが、徳島の捕虜収容所での話しですよね。映画の公開にあわせて、収容所のことをTVで放送していたのを見ました。日本人と捕虜で、サッカーをしていたそうですね。有名なハム屋さん(名前をど忘れしました)も捕虜収容所にいて、戦後、日本にそのまま住んだとか・・・そんな内容でした。
ブルーノ・ガンツが出ているのですか?!それは見てみたいですねぇ。「最期の12日間」では、ヒトラーに似せるために変身していたので、素顔がわかりませんでしたから。

投稿: マーちゃん | 2007年11月16日 (金) 23時51分

マーちゃん。おはようございます。
映画ではパン職人が日本に残るという話でした。
ガンツはあごひげをはやしていたので、ヒトラーの面影
はありませんでした。
この映画はメイキング映像が面白そうですね。
でも泣けるシーンは結構ありましたね。

投稿: スタンリー | 2007年11月17日 (土) 09時02分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/8950281

この記事へのトラックバック一覧です: バルトの楽園:

« 血槍富士 | トップページ | 十三人の刺客 »