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独立愚連隊

独立愚連隊 DVD 独立愚連隊

販売元:東宝
発売日:2006/01/27
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邦画メモ NO,11

1959年公開、東宝、シネスコ、白黒、画質良・音声良

脚本- 岡本喜八、制作- 田中友幸、 監督- 岡本喜八

撮影- 逢沢譲、 音楽- 佐藤勝

出演- 佐藤允、雪村いづみ、中丸忠雄、中谷一郎、三船敏郎、

南道郎、鶴田浩二、上原美佐

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岡本、初監督作品。 映画化を熱望していたもの。

昭和40年代の作品と思うほどモダンな映画。早く出すぎた傑作。

昭和34年といえば、まだ若い軍隊経験者が沢山いた。当時は戦争映画というと、告発もの、反戦もの、厭戦もの、が主流であったが、そんなものおかまいなしで、豪快なストーリー。

最初、どこに向かっていくのか分からない映画だが、しだいに面白くなっていく。

よく西部劇にたとえられる。 馬に飛び乗る。

その中で、軍隊の現状をチクリと刺している。決して好戦映画ではない。

佐藤允はこの映画から、いつも笑い飛ばして、不死身のキャラクターを演ずるようになったのではないか。 愛人の雪村いづみが死んでも、涙ひとつ見せず、いたってドライ。

佐藤と中谷の会話はまるで漫才。 中谷はナゾの人物を好演。

三船敏郎の頭のイカレタ隊長も傑作。 血管が切れそうな演技。

三船敏郎は終戦の詔勅を訊いたとき「ザマーミヤガレ」と軍隊に向かって吐き捨てたそうだが、そんな感じの映画で、岡本と三船は意気が合うのだろう。 以後、よくお呼びがかかる。

中丸忠雄はいつも、一癖ある悪人を演ずる。「電送人間」の原型がある。

中国娘の上原美佐が、なぜか流暢な日本語を話す。この女優さん、「隠し砦の三悪人」のオーディションで映画界入りしたが、声が細く、役者に向いていないと思う。その後結婚して引退。

南道郎、悪い軍人をやったら右に出るものなし。

ミツキー・カーチスがチョイ役で出演。若い青二才兵士。

ゴキブリの大群のように湧いて出てくる大量の中国軍兵士の描写。圧巻。

いつものように、日本映画の銃火器の発砲の描写に迫力がない。

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コメント

三船敏郎の頭のイカレタ隊長・・・見たいです。
西部劇っぽい戦争映画・・・見たいです。
中谷一郎さんが好きです・・・見たいです。
なんたって「独立愚連隊」というタイトルがイケてますね。

投稿: マーちゃん | 2007年11月26日 (月) 11時15分

マーちゃん。こんにちは。
オモロイデッセ。この映画。
中谷さんがあんなに喋っている映画は初めてです。
食料が不足でみんなハラペコなのに凄い元気なんです。
続編があり、「独立愚連隊西へ」といいます。
これも観たいですね。

投稿: スタンリー | 2007年11月26日 (月) 13時12分

見てないけど岡本喜八監督の代表的な作品の一つなので
知ってはいます。愚連隊というネーミングがいわゆる不良を
指すので、母親なんか「やな題名だね」と言ってました(笑)。
いかにも田舎の主婦らしい感覚(笑)

投稿: バルおばさん | 2007年11月26日 (月) 19時47分

パルさん。こんばんは。
愚連隊という言葉。もう死後でしょうね。
うちのオヤジ(中学の先生でした)はイカレポンチやズベ公という言葉も使いました。昭和20年代の匂いですね。
昭和34年だと、学校の先生もまだお堅い人ばかりで、
こんなタイトルの映画は閲覧禁止で、市民もちょっと映画館に入りずらかったでしょう。

投稿: スタンリー | 2007年11月26日 (月) 22時56分

“和製ウィドマーク”、“和製ブロンソン”(笑)と呼ばれた
佐藤允と弥七の中谷一郎。。すごい組み合わせでしたよね。
そういえば、Gメンでブロンソンを気取る夏木陽介も出てましたよね。
私好みの殿方がたくさん出てましたわね~。(n‘∀‘)η

投稿: ぱんだうさぎ | 2007年11月27日 (火) 00時11分

ぱんだうさぎさん。おはんちは。
佐藤が和製ウィドマーク、ブロンソンというのは、この映画のレビューで知りました。彼は今はあまり見ませんね。
サントリー純生のコマーシャルでもあのキャラでした。
弥七も最近なくなり残念です。

投稿: スタンリー | 2007年11月27日 (火) 08時35分

古い記事にコメントすみません。
ようやく観ました!三船さんは冒頭だけの登場でしたけど、笑っていまいました。鶴田さんの片言の日本語も可笑しかったです。
そうそう、始めは???だったのが、次第に事情がわかってきて面白かったです。サスペンスですね。

投稿: マーちゃん | 2010年2月12日 (金) 11時46分

マーちゃん。こんにちは。
古い記事へのアクセス、恐縮です。
三船さん、初めてのお笑演技かもしれませんね。例によって全身にチカラがみなぎっていて笑いました。この映画、全然古い感じがしません。この題名は私は好きですが、当時では誤解があって結構、損したかもしれません。鶴田さんと三船さんは当時ライバル意識で仲が悪かったようです。

投稿: アラン・墨 | 2010年2月12日 (金) 16時50分

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