« 鉄道員 | トップページ | 銀嶺の果て »

12人の怒れる男

十二人の怒れる男 DVD 十二人の怒れる男

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/11/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

NO,6  NHKBS

1957年、MGM、スタンダード、白黒、120分以内

原題- 12 angry men

制作- ヘンリー・フォンダ、レジナルド・ローズ

監督- シドニー・ルメット

撮影- ボリス・カウフマン

30年ぶりに観る。高校生当時、たまたまNHKの放送で観る。釘付けになる。

当時、部屋の中でおしゃべりが始まるので、最初つまらん映画だと思ったが、しだいに画面から離れられなくなった。

映画の進行時間と、こちらの時間とほぼ同時。夕方6時ごろから7時30分までの話。

撮影が大変。カットごとにセットの壁・カメラ・照明据えなおし。

同じカメラアングルのシーン・カットは、その部分のみ圧縮して撮影。小津方式。

シナリオより綿密な時間差の撮影スケジュールを作らねばならない。

撮影期間は1週間くらいか。俳優のテンションを維持するのが問題。

セットの小道具、俳優の位置、汗のかき方、メーク、上着のあるなし、汗のニジミなど、記録係りは責任重大である。

1番- マーチン・バルサム。司会をかって出たやるせなさをうまく演技。当時38歳、老けて見える。

8番- フォンダ、下から上を睨む鋭い目が印象的。当時52歳、老けて見える。

3番- Lee.J.Cobb ドラ息子をもつガンコ親父。一番いい役柄。当時46歳、老けて見える。 うまい。有罪派一人になったときの弁解・長廻しカット、カメラの横を睨んでの一人芝居は名演技。

10番- Ed.begley. 怒りっぽいジジイ。 この人もうまい。

その他俳優さんベテランぞろい。テレビのゲスト出演で顔なじみ。知らない人もいる。

フォンダとコッブの格闘寸前シーンで、仲裁の後、みんなが落ち着いたところで照明が暗くなる。  心理的冷却効果。

法廷の場合、無罪は英語で Not guilty という。 Innocent とは言わない。勉強になった。  その他法廷用語、犯罪用語の英語、比喩はさっぱり分からず。

放送終了後の山本晋也氏とNHK氏の話。

50年前のアメリカ公開では完全にコケて1週間でオクラ入りであった。

フォンダはこれに懲りて以後、プロデューサー業を一切していない。

が、映画はアカデミー賞にノミネートされた。だが「戦場にかける橋」に奪われる。

しかしベルリン金熊賞受賞。 その他批評家・監督から絶賛。

当時、ルメットはテレビ番組を年間200本制作していたという。

|

« 鉄道員 | トップページ | 銀嶺の果て »

洋画メモ」カテゴリの記事

コメント

私も観ましたよ~。BSで放送されたのを録画しておきました。
ほぼ、審議室だけの撮影だから、簡単だったのかと思いきや
そうではないのですね。大変な撮影だったのですか。。。
山本晋也氏とNHK氏の話の部分は、録画していません。
面白い内容でしたか?今月の24日に放送されたものですよね?

投稿: マーちゃん | 2007年10月31日 (水) 13時04分

そうです。私がヘンなオジサンです。
じゃなくて、
そうです。24日にBSの深夜放送です。
でも、BSは日本テレビの宮崎アニメみたいに
同じものを何度も放送していますね。
明日未明は「死刑台・・・」ですね。
これも以前録画したかどうか。・・・
「12人・・・」の撮影は私のような素人には大変に見えるのですが、映画スタッフにはいつもやってる手馴れたことでしょう。

投稿: スタンリー | 2007年10月31日 (水) 14時00分

ジャマするで~、(  ^ ▽ ^ )ノ) )
めがねをかけた理論派E・G・マーシャルや
ヤンキース戦ばかりに気にするジャック・ウォーデンなど
ホントになかなかいい役者が揃ってましたね。
私も詳しいことは分かりませんが、密室劇を2時間近く
飽きさせずみせるのは、監督の腕が無いと出来ないでしょうね~。

投稿: ぱんだうさぎ | 2007年11月 1日 (木) 12時02分

ジャマするんなら帰ってヤー。 ハーイ。
ヤンキーズ男もうまかったですね。
スタートレックにゲストで出た人もいました。
たしか12番だったかな。「レジャック」という変な宇宙人でした。
黒人がいたらもっと面白くなりますが、1957年ではまだムズカシイかもしれません。
この映画のリメイクがあるそうですが、どうですかね。

投稿: スタンリー | 2007年11月 1日 (木) 13時34分

ジャマするで~、(  ^ ▽ ^ )ノ) )
ジャマするんなら帰ってヤー。

すみません、コメントへのコメントです。
これも、よしもと新喜劇のギャクでしたっけ?いや~、笑っちゃう。

投稿: マーちゃん | 2007年11月 1日 (木) 18時39分

マーチャンさん。こんばんは。
いつまでつづく、この吉本ネタ。
知っているギャグがあったらコッソリ教えてください。

投稿: スタンリー | 2007年11月 1日 (木) 20時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/412224/8670804

この記事へのトラックバック一覧です: 12人の怒れる男:

» 十二人の怒れる男 [嗤う生活]
BSで放送されたものを観ました。初見です。場面転換ほとんどなし、時間経過も自然。 なんて嬉しい映画なのかしら(笑)。じっくりと、話の展開を味わえます。 監督は 『狼たちの午後』 『セルピコの』シドニー・ルメッ... [続きを読む]

受信: 2007年11月 1日 (木) 09時49分

« 鉄道員 | トップページ | 銀嶺の果て »