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Driving Miss Daisy

ドライビングMissデイジー デラックス版 DVD ドライビングMissデイジー デラックス版

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/12/22
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 CGや鉄砲のドンパチを使ったハデな映画全盛のこのごろ、 こういう映画を観るとホットする。  森の中を散歩しているような、血圧が下がり気分が落ち着く。 とても、興行収入を稼ぐようなプログラムではないが、アメリカ映画もまだこういうものを作る良心が残っているか。 といっても、ほぼ20年前の作品ではあるが。

 多少リッチで、ユダヤ教徒のおばあちゃんの70代から90代(あるいは100歳超?)までの人生と、その黒人の運転手さんの物語であるが、ドラマチックな展開があるわけではない。 またアメリカ南部が舞台となると、黒人差別問題をからめるのが、物語の常套手段であるが、そんなことは出尽くしたかのように、小さく扱うだけである。 

 ジェシカタンディは当時80歳で、90代のシーンでは老けた特殊メークをしているようだ。 うまい女優さんで、これでアカデミー賞をもらった。 私の記憶ではヒチコックの「鳥」、と、だんなさんと共演の「ニューヨーク東8番街の奇跡」、「コクーン」、に出演している。 若いときの作品を観てみたいものだ。

 モーガンフリーマンはいつから映画にでていたのか知らないが、この映画でアカデミー賞をもらったのではないのですね。 くわしくないので断定できないが、彼のしゃべっている英語はアメリカ南部ナマリではないか。あるいは当時の南部の教育を受けていない黒人のしゃべり方。 

 もしこの映画を日本語吹き替え版にすると、凡庸な翻訳家と演出家は彼のセリフをこんなふうにしてしまうはずだ。 「そうでゴゼーマスご主人様」。

 フリーマンは囚人から大統領までこなし、それがみんなうまいとくるから、ひっぱりだこの俳優さんだ。 遅咲きの役者だが、長生きして活躍してほしいものだ。

 ダンアクロイドは、どうも「ゴーストバスターズ」いらい、お笑い関係のイメージがあるが、好演してますね。しだいに老けていくメークがすごい。 この映画、アカデミー特殊メーク賞も受賞してます。

 アメリカ映画を観ると関心するのだけれども、よくもまあ年代別の自動車がたくさんそろいますね。しかもみんな新車同様。 これは映画会社所有でなく、専門のレンタル会社からのものです。 あ 日本でもそうですか。 

 墓参りのシーン。いいですね。 墓地の丘を下から仰いだ構図が好きです。

 老いというのは、悲しいことですが、この映画のリズム感のある明るい音楽を聞きながら、二人を見ていくと、そうでもないな。 と思ってきます。

 キング牧師の演説をチラット聞けたのは、メッケモノでした。内容忘れたけど。

 ちょっと小津的シーンがありましたね。 主人がいなくなった家の描写。 部屋や廊下、階段を写すだけ。 アメリカ人もワビサビが分かってきましたね。

 大事件が起こるのでもない、アメリカの一家庭の出来事を淡々と描写しているだけで、そのあたり、小津映画に似てなくも無い。

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