カテゴリー「エイプ100・ツーリングメモ」の記事

エイプからKLX125へ

Dscf0023_medium ←冬に来たので車体の色はスノーホワイト。

 本日、2009年12月23日、エイプ100を下取り、カワサキKLX125を納車する。このバイクは12月15日発売で、19日には納車できたのだが、大雪が降ってしまい、本日まで延びてしまった。

 今日の天気は曇り一時雪、気温は4度くらいだろうか、それでも時折太陽が顔を出す。大寒波は去っているので、先日氷点下7度を記録し、終日真冬日だった後では、土肥中としては暖かく感じる。とはいえ、バイク乗りのかっこうは超厚着。

 所ジョージが以前、バイクは夏暑く、冬寒いのでそのシーズンは乗るものじゃない。と語ったことがあるが、まったくその通りで、なにを好き好んでこの真冬にバイクを買うのか、自分でもアキレテしまう。

 しかし、このカワサキKLX125が発表された秋に、バイク雑誌の写真、載っていたスペック、値段を知ったとたん、一目ぼれ。さっそく予約してしまった。もちろんエイプを下取りしての見積もりで交渉。それから一ヶ月とちょっと、待ち遠しかったこと。

 と、同時にエイプを手放す寂しさも感じたが、あえてその間はエイプに乗らなかった。乗ってしまうと未練がましくなる。ということで、本日、バイク屋まで最後のエイプツーリング。ほんの30分であるが、雪の無い道路を選んだので結構、時間がかかってしまった。

 道路には雪は無くとも、雪解け水で濡れていて、相変わらずこのコンディションでのエイプ乗りは、改造してフロントフェンダーを下げていても、車体と自分の背中はドロだらけとなった。しかし、こういうこともこれで最後。 (わざわざバイク屋まで行って納車したのは、家の者に気づかれないようにするためで、いつの間にかバイクが変わっていたという設定にするための作戦である。)

Dscf0019_medium  エイプよオサラバ。これでお前の悪口はもう言うまい。3ヶ月足らずの付き合いだったが、4000キロも走ったのだから恨まないでくれ。ただ、KLX125が優等生すぎるのだ。

 KLX125のファースト・インプレションは、案外デケーナということ。これでも125だから、オフロードバイクとしては小柄で、ヤマハのセローを少し小さくした感じなので、「セローの弟」とか「子セロー」とも言われているようだが、自分としてはホンダゴリラ、エイプとミニバイクを乗り継いできたので大きく感じてしまう。

 跨ると、身長171センチの自分では当然、両足はつま先立ちとはならず、十分地面に着く。それでもアイポイントはずっと高い。

 走り出すとトルク感がある。グッと加速し、直ぐ制限速度に達する。この走りは現在の軽自動車クラスに近い。人間を乗せた重量でパワーウエイト・レシオを計算すると軽自動車にほぼ近いので納得。一方、エイプ100は30年前の軽自動車の走りという感じだった。

 これでも排気ガス規制・騒音規制で、大分、トルク・パワーが落とされているのだが、エイプより約30キロ重量が増えても、4馬力アップとなり、50ccの原付バイク分ほどプラスのパワーとなった。これだけでずいぶんと速く感じる。

 エンジン音は私の好みではないが、しだいに慣れた。

 直進性は良く、時速60キロから80キロでは安定していて、まだ十分余力もある。(馴らし運転中で無茶できないが)ノーマルのエイプでは時速70キロで、もう「ヒーヒー」言っている感じだったが、これならもう車に煽られることはない。

 ただ、コーナーでは曲がらない。おまけに路面が濡れているのと、新品タイヤであるため、寝かすことは出来ず大きく膨らんでしまうが、オフロードタイヤという直径の大きいものは、ジャイロ効果による抵抗が大きく、これがハンドルを曲げにくくしているのだろう。あるいは、今まで車輪の小さいものばかり乗ってきて、あまりにも良く曲がったので、そう感じるのだろうか。

 まあ、これはタイヤも馴れて(バイクのことを「鉄馬」と表現することもあり、「慣らす」より「馴らす」を使いたい)、私も慣れて、ドライの道を走れば印象も変わるかもしれない。

ブレーキはエイプのディスクブレーキよりは効かないが、こんなものではないだろうか。不安感は無い。

 カタログ写真では感じないが、実物を目にすると、メーター廻りやプラスチックの部分は、若干オモチャっぽく見える。しかし、そのメーターの機能は、いたれりつくせり。36万円のエイプ100は速度計と4ケタのオドメーターだけだった。

 バイクを引き起こす金属のバーがリアシートの下に欲しい。シートの下もプラで、右手でしっかりつかむ硬い部分がない。

追記: ギアの入り具合は、新車にありがちなロー、セコギアに入りにくいという事は無く、スムーズにシフトチェンジが出来た。ニュートラルにも入りやすい。ただしシフトフィーリングはあまり良くない。これは馴らしていけば変わっていくだろう。

さらに追記: ハンドルの下から前輪にかけて「シャー・シャー、ザワザワ」という音が聞こえ、初乗りから気になって仕方が無い。時速50キロ以上では風切り音とエンジン音が大きく、気ならないが、時速40キロ以下の低速では、特にこの音が良く聞こえ耳障りである。これは、恐らくスピードメーター用のケーブルがチューブ内で擦れている音だろう。なんとかしたいものだ。(ドライブチェーンとスライダーから発生している音と判明)

 

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牛首峠・その2

エイプ100ツーリング・メモ、NO,7

2009年9月21日(月)

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楢峠を過ぎ、幽霊県道34号線を、利賀村に向って高原地帯を10分も走ると、あまり高低差の無い二つ屋峠で、鉄骨の立派なゲートに遭遇、がっちり施錠してあった。しかも両端はパイプで補強し囲ってある。つまり「オートバイも通行まかりならぬ」という訳だ。

これには反骨精神が湧いてくる。身軽なバイクくらい通してもいいではないか。ハイカーだって通るであろう。どうも日本の役所というのは頭が固い。

なにか石の上に板でも乗せて、ジャンプ台を作り、「大脱走」のマックィーンのように飛び越そうか。しかし、板もないし、そんな勇気もない。

良く右側を見ると、竹やぶの所だけ少し開いている。上りになっているが、なんとかローギアで登り、バックで降りれば通れそうだ。強引にやってみると邪魔なパイプの上あたりでエンストしてしまった。この体制ではとてもキックして再スタートできない。そこで、エイプのシートの後ろを持ち、「エイヤッ」とばかり45度ずつ方向転換して通すことが出来た。

エイプの重量が約88キロという軽量だったため出来たことであり、250ccのオフロードバイクではギックリ腰になるだろう。エイプ万歳。

ゲートを過ぎてからは、多少ガレがあるが問題の無い林道。草は生えているものの、四輪でも通行に支障がない。しだいに高度が下がっているのが分かる。

途中、崩れているところがあり、4輪には「ヒヤッ」とする箇所だが、バイクにはノープロブレム。 道の崩れより恐怖感が湧いてくるのは「クマちゃん」との遭遇。先日も、乗鞍岳で多くの方が、クマちゃんとの不自然な遭遇によりケガを負われた。私もカープの向こうでバッタリ遭遇しないか不安で、クラクションを鳴らしまくり走行した。

この水無川の谷に降りていく九十九折の林道は、20年以上も前にゴリラで通った時は、記憶では谷が良く見渡せるガレの多い乾いた道だったはずだが、歳月はうっそうとした林の中の道に変えていた。路面はジメジメしていて、ここしばらく雨も降っていないのに水の流れのある箇所も多い。 エイプはフロントフェンタ゜ーをプチ改造で下げてはいるが、水滴や濡れた小石を跳ね上げた。

この下りの道が最も心細かった。林の中から緒方拳の妖怪「ぬらりひょん」が「ウリャー!」と飛び出してきそうだった。もっとも「ぬらりひょん」はインテリなので話せばわかるのだが。

20分ほどで、下り道は終わり、横に水無川の源流の沢がある辺りを進むと、やがて清流が幅2メートルほど横断する箇所に至る。

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ここを過ぎると水無ダムまで舗装路となり、バイクには快適な道となる。ただし、この横断沢は、この先10箇所以上あり、そのたびに減速させられ、ソロソロと渡るという、まことにウザい存在であった。しかも1箇所、水コケがあるところでは、危うく滑ってコケそうになった。水の中にバイクをコカすというのは、ヘタをするとエンジンを水による急激な冷却で破損させる場合もあり、禁物である。

舗装路になったので、横断沢の所以外は時速40キロから50キロで走行していくと、右に平屋の一軒屋があり、3家族ほど、10人くらいの大人・子供が表でバーベキューをしていた。ここは別荘なんであろう。周辺は別に別荘地でもなく、この家だけで、ちょっと意外な遭遇であった。

この別荘を過ぎると水無神社の前を通る。道の前にりっぱな鳥居があるが、その後ろは長い階段の上に本殿があり、参るのもくたびれるので素通りする。

左の水無ダム湖を見ながら、完璧に舗装された道を10分ほど、ご機嫌な気分で走るとアッケなく水無ダム(利賀ダム)に到着。さて、このダムを渡る道が通行止めになっているか懸念していたのだが、重力ダムの上を通行するゲートは開いていた。他のブログでのレポートを読むと、たいていこのゲートは閉じているのだ。ラッキー。

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もし、このゲートが通行止めであれば、このダムの下流に沿う県道34号線を進み、途中で左折し、牛首林道へ通じる支線の林道を走る予定であった。この林道は大回りになるものの、走ってみたい林道ではあるのだが、次回の楽しみにとっておく。尚、ダムからは34号線はガケ崩れのため通行止めだった。でも、バイクはすりぬけられそう。

ダムを渡ると、再び未舗装路であるが、道幅は広い。日当たりがいい道で、砂ぼこりが酷い。500メートルほど進むとキャンプ場があり、テントが10ハリほど設営されキャンパーがくつろいでいた。駐車場もひどい砂ボコリ。キャンプにふさわしい場所には見えないが、ただ、釣りは楽しめるだろう。

兄弟車、XR100・モタードが停まっていた。隣に停車し、一緒に記念撮影でもすればよかったが、気が小さいのでやりすごす。

キャンプ場を過ぎてからの道はいかにも林道という、車一台やっとの幅の、しかしバイクには楽しい道となる。ガレはそれほど無い。しだいに高度が上がっていくがキツイ登りではない。道の左下は崖であり、ガードレールは無く、油断は禁物。

所々、空いている道の脇にトヨタ・ハリヤーなどのリッパな4駆車が停車しているが、みんな釣り客のものだろう。

キャンプ場から15分で二股に分かれ、左の路面が堅そうな道を選んで進むと大きな沢に出てしまった。この林道は別の山に行く支線と判断。引き返し、二股の右を行くも、ここはキツイ登りであり、しかもかなりのガレ場道。タイヤがバンクしないよう、ゆっくりローギアで進む。こんなところでバンクしたらどうすればいいのだろうか。対処法無し。

さらに、狭い、両側から草が迫ってくる登り道を、時速20キロでセコギア走行。この道でいいのだろうか。少し不安になる。

するとやがて四辻に至った。林道が4本交わっている。「><」状の形態。地図でもこの箇所は記憶していたので、牛首峠に来たと判断する。振り返ると案内が無造作に草葉の陰に置いてある。

Dscf0047_medium 自分はこの案内の右側から登ってきたわけだ。

さて、峠を下る道は2本のうちどちらだろうか。黒澤映画「用心棒」の三十郎のように棒っきれを空中に投げて、どちらか落ちた方向に進もうか。道をよく観察すると、右側の路面がよく踏み固めてある。この道を選んで20メートルほど進むと石碑があった。

Dscf0048_medium イヤー、この記念碑が見たかったのである。とうとう目的達成。他の人のブログレポートで、この石碑をさんざん見ていたが、実物を見られて感無量。前の路面にはマックス・ターンの輪ッカの跡がある。以前、ライダーが嬉しがってやったのだろう。

峠を越えると、白川村の領域になるのだろうか。なにか林道の質が変わっている。道幅は少し広い。草はほとんど無い。多少ガレがあるが、2駆の4輪車でも支障の無い道。ほんとうに一般の林道というスタイル。

時刻は2時半というところで、全線、日当たりがいい。ただ、一箇所、がけ崩れがあり、強引に土盛りを4輪車が通った部分があった。ここは4駆でなければ苦しい。もちろんバイクにもノープロブレム。

高圧鉄線を上に見る辺りだろうか、道脇に、小石と岩で盛られた広場と、かつて民家が存在していたという牛首地区の碑があり、そこで一服。リポビタン・ファインを飲む。こういう離村地区の先祖は大概、平家の落ち武者であると伝えられている。(この碑文はスタンリーフォトに貼り付け)

さらにガレ道を時速20キロで下っていくと、右側、はるか下に青い湖面を発見。庄川のダム湖である。とうとう、白川村まで降りてきた。道脇のススキの穂の間の遥か向こうに、東海北陸道と、白川インターから降りる道が見える。シルバーウィーク故、本線も、国道158号線さえも大渋滞している。

渋滞状況をワキ見しながら進むと、いきなり舗装路となった。林道からターマック(舗装路)になる時のうれしさというのは、車のドライバーよりライダーの方が大きいのではないだろうか。「ホッ」と疲れが吹っ飛ぶ感じで、肩の緊張がほぐれ、気持ちがいい。

この林道の最終出口、白川村には鉄柵のゲートがあり、苦労して通ってきたライダーは一瞬、落胆するだろうが、ご心配なく。鍵は掛かっておらず、開けて通り、また閉めればよい。

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これで牛首峠、踏破終了。時刻は3時。意外とアッケナク目的を達成できた。ひょっして、野垂れ死にする可能性もありと、ショルダーバックにはサバイバル用品を入れていたが、ちょっと大げさな準備だったようだ。しかし、水無ダム・キャンプ場からは一台の動いている車もバイクも野生動物も「ぬらりひょん」とも遭遇しなかった。

白川村では丘に登り、ソフトクリーム300円を食べる。これがマズかった。たんなるシャーベットである。水分補給に自販機で「ウルトラサイダー」を飲む。これは100円であるが、円谷プロの版権を得たならもっと高くていいものだが、安いということは、逆に円谷プロが宣伝料を飲料メーカーに払っているからだろう。私が飲んだ缶のデザインは「セプン」のものだった。いい歳こいて。

Dscf0056_medium この白川村の遠景と同じアングルが東宝「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」に登場する。怪獣が出たというので、村人や消防団員たちが合掌造りの間を右往左往している。40年以上も前の映画だが、当時、撮影に協力した村人たちは現在、ご健在だろうか。

帰りの国道360号線、天生峠越えは、登りも下りもゴキゲンのコーナーリングだった。

特に九十九折の下りは、エイプのしっかりしたディスクブレーキと、レスポンスのいいエンジンで、車でのコーナーリング・テクニックである、「ヒール・アンド・トゥ」と同じ要領で操り、車を引き離した。

天生峠の気温は16度くらいだったろうか、厚着した判断が正しかったおかげで、まったく寒くなかった。

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牛首峠・その1

エイプ100・ツーリングメモ、NO,6

2009年9月21日(月)

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数年前より牛首峠を踏破したいと思っていた。

が、ネットで検索してみると、なかなか手ごわい峠らしい。最大の関門は通行止めであるが、たとえ、施錠したゲートがあっても、オートバイなら、道の端からスリ抜けられるものだ。スリムで軽いバイク、エイプならなんとかなるだろう。

また、道路工事などで通行できない可能性もあるが、本日は祝日とあって、それも無いものと予想した。この道路工事というものは、実は苦手で、アチラは汗水垂らして労働をしているのに、コチラは遊びで来ているので、後ろめたい気持ちにさせられるからだ。彼らの視線を受けて脇を無理に通ることも出来ず、アッサリ引き返してしまう。

道路工事に従事している方々は、大変働き者で、土曜日も仕事をしていることがあるので、林道ツーリングは出来るだけ日曜日に行っている。本日は祝日でも月曜日。少し心配だ。

ということで、昼食を早めにとり、午後12時に出発。晴れ時々曇り、気温23度。行楽日和でウォーキングなら半袖でもいいのだが、風を受けるバイク走行には、じっとしている時で暑く感じるほどの厚着にしたほうが良い。

ラクダの股引と爺シャツ、薄いセーター、薄いジャケット(選挙運動のスタッフが来ている色のハデなヤツ)2枚という出で立ち。バイクに跨り、エンジンのキックでは汗がにじみ出る。しかし、このスタイルは後で大正解の判断だったと分かる。

楢峠の入り口、飛騨市河合町、角川までは、いつもの裏道を使う。エイプ100なら国道41号線を車の流に乗って十分走行できるのだが、やはりマナーの悪い4輪車が車間距離を開けずクッツイテくることが多く、腹を立てるのも損なので、国道は避けた。

国道360号線の角川に入り、スタンドで給油。イザという時のために満タンにするも2.2リッターしか入らず。エイプの平均燃費はリッター40キロくらいで、燃料タンク容量は5.5リッター。従って給油の量は車の十分の一という感覚でよい。ガソリン代はワンコインで済むので笑ってしまうが、有人のスタンドでは支払いのとき申し訳なく感じる。

国道360号線から右折して楢峠へと通じる国道471・472号線の入り口で、道路標識の記念撮影。この標識は他のブログでも多く掲載されているが、改めて載せる。

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白いペンキで塗りつぶしてある部分は、おそらく「富山・八尾町」であろう。

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これが俗に言う「酷道」471・472号線のオムスビ標識。

前回、ゴリラでこの峠を登ったときは、最大・時速30キロから、時には15キロという速度で40分ほどかかったものだが、今回は40キロから最低でも35キロで登れた。途中3台の車と1台のオフロードバイクにすれ違う。もう4度目の走行だが、キツイ峠道だ。車では離合が困難な箇所があり、4輪で来るのは御免こうむりたい。

15分ほどで楢峠を過ぎる。100メートルほどで二股に別れ、案内標識がある。

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消されている部分は県道34号線・南砺-60キロ。

この消されている水無川方向の道端には「通行不能」の看板も置いてある。通行不能とは4輪車に対してのことであり、オートバイは無視してよい。自己責任で進む。

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この当たりはちょっとした高原であり、両脇に草ボウボウと茂る快適な林道を10分ほど進む。時速は20キロ前後。やはりコケたくないのでこの速度。結局、ゴリラの林道走行と変わらぬ。

すると通行止めのゲートに遭遇した。鉄製のガッチリしたゲート。数字を合わせる鍵が掛かっている。番号は知る人ぞ知るで、知ってしまえば何処のゲートでも同じらしいが、生憎、私はそちら方面の人とコネが無く、番号を知るスベもない。

この続きは次ぎのレポートで。

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エイプ100、慣らし運転終了

エイプ100、ツーリングメモ、NO,5

2009年、9月13日(日)

土肥中の自宅から、高山市荘川町まで、国道158号線のツーリングを決行。

この道は、車でもゴリラでも何十篇とドライブしているお馴染みの道。この国道の上を東海北陸自動車道が通っていて、たいがいの車はそこを利用するので、近年は極めてすいている国道となり、バイクや車好きの利用する率が高い道となった。

我が友、エイプは慣らし期間の500キロを過ぎ、オイル交換。今までトップギアで時速70キロまでしか出していなかったが、今では最高80キロまで出すようになった。エンジンは快調。

気が付いたことは、このエンジンは、まるでツインカムのように軽快で、まるで電気モーターのように廻ること。アクセル・レスポンスもいい。さすが10000回転も廻ったCB50の血を受け継いだ縦型エンジンだけある。むしろ、もっと小さいゴリラのエンジンのほうが、レスポンスはドン臭い。

まあ、ピストンの大きさは缶ビールの試飲缶くらいの大きさしかなく、つまり慣性力が小さく、物理的にこれくらい廻っても不思議ではないのだが。

途中、小鳥峠は4速ギアで時速60キロをキープできた。ゴリラだと3速で30キロが限界のところだから、大分違う。登り2車線の道なので、この速度なら幅寄せでイジメられることもない。大きな声では言えないが、かって私は、この追い越し車線側を、車で120キロで走ったものだ。70キロ・オーバーである。捕まったら逮捕だろう。ワシはアホじゃった。

荘川町までは、この小鳥峠と、標高1080メートルの松ノ木峠、そして新・軽岡峠(トンネル)がある。これらの峠の下りと水平な道は、大体、時速70キロをキープして走った。これでも制限速度から場所によっては10キロ・20キロオーバーなんである。

しかし、まあ、80パーセントの車は70キロ以上で走っている。こちらも安全上、仕方なくこの速度にならざるをえない。本当は、50キロ・60キロで、景色を見ながら、ノンビリ走行したいものであるが。

荘川町には道の駅があり、ここで一服。荘川インターから出た車が大渋滞していた。上りで事故があったらしい。

Dscf0009_medium 道の駅にて。

右端がエイプ君。隣2台はBMWの大型バイク。

荘川町に行った目的の一つは、町屋と言う地名の場所に、「コニー」という昭和30年代の軽自動車の廃車が道に捨ててあったのを覚えていて、この超レアな車の写真を撮ろうとしたためだ。が、行ってみると既に片付けられていて、あった場所には草っ原しか存在していなかった。20年も前から在るのを知っていたのだが、残念・残念。

さて、エイプ君は、プチ改造を終えた。

その一つがフェンダーの下げ。

これには、「デイトナ」という会社のオフセットキットを約8000円でネット購入し、バイク屋に取り付けてもらったのだが、バイクのフォークとキットのクランプのサイズが一致せず、結局、バイク屋で手作りのワッシャーを噛ませ、なんとか取り付けてもらった。

メーカーに問い合わせると、新型エイプ100・タイプDには合わないとのこと。それだけでなく、左フォークのボルトがフェンダーに干渉してしまう。ここもフェンダーに穴を開けてもらい、なんとか解決した。世話の焼けるキットである。これから購入する方は注意していただきたい。

Dscf0007_mediumオフセットキットで、すったもんだの挙句、ようやく下げたフロントフェンダー。

これで、評判の悪かった水ハネや小石ハネが少しは緩和する。

もう一つは、これも評判の悪い、堅いシートにカスタムカバーを付けること。

これも「ナイトロ・ミニ」という会社のカバーを約8000円でネットで購入し、シートに取り付けたのだが、また、シート下のバッテリーか何かに干渉して、シートが浮き、シートを取り付ける二つのネジ穴が合わなくなってしまった。結局、片側1個のネジだけ何とか取り付け、そのままにしている。

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取り付けたシートカバー。ネジ穴がどうしても合わない。

ネジが一つ外れているのは気なるが、乗り心地は大分改善された。オリジナルのシートのままでは、10分でケツが痛くなったものだが、これでロング・ツーリングできる。今回のツーリングでも、それほど気にならなかった。

結局、なんだかんだで、20000万円近い超過予算を食った。ほんとうに世話の焼けるバイクである。

エイプの走行距離は、1000キロを超えた。もう心おきなくエンジンを廻せる。

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小萱峠

エイプ100、ツーリングメモ、NO,4

2009年9月10日(木)

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飛騨市神岡町の道は、なかなか複雑でトリッキーだが、流葉スキー場下の山田町から、最近出来たトンネルの上の峠(何峠か不明)を越え、しばらくフラフラと上宝町に向けて走っていると、2車線だった舗装路が次第に狭くなり、1車線になって山の中へと上昇する道になった。

たぶん、これは、話に聞いていた高山市上宝町・蔵柱まで通じる林道への入り口と判断し、そのまま上昇していく。

当初、飛騨市神岡町・小萱(こがや)の道は舗装路であったが、途中に「落石・通行禁止」のトラ柵が置いてあり、しかし、2輪には問題ないと予想し、無視しして進むと、やがて道はダートになった。

進んでみると、落石は無く、道端に少し崩れているところにトラ柵が一つ置いてあるだけで、4輪の走行にも問題の無い程度のものだった。

さて、ダート走行はエイプ100では初めての経験となる。やはり、コケたくない。バイクを壊したくない。ケガしたくない。で、スピートは控えてしまい。結局、ゴリラのダート走行と変わらない、セコギアによる時速20キロでの走行となった。ガレはほとんど無く、エイプのサスもしっかりしているので、ノープロプレムで走行。

道は普通4輪車がやっと通れる幅。ガードレール、カーブミラーがしっかり設置してあるが、わだちの両側と中央には草がボウボウと生えている。が、水溜りや穴も無く、走りやすい。

カーブが多く、草を避けつつ、チンタラと走るが、カープの向こうにクマちゃんがいないか不安で、ついクラクションを鳴らしてしまう。それで逃げてくれればよいが。

クマちゃんがいたらどうしようか、こちらにツッカカッテ来られたら、ユーターンして逃げるのだが、エイプはゴリラより回転半径が大きいので、方向転換に往生するだろう。しかし、250CCクラスのオフロードバイクだと、もっとユーターンは時間が掛かる。

それとも、そのままバイクでクマに体当たり、前輪でラリアートを喰らわすしかない。月の輪グマというのは、ヒグマよりずっと小さいので、案外ダメージを与えられるだろう。

やがて15分くらいで、峠に到達。峠には約束どおり、記念碑と祠、案内板がある。

Dscf0064_medium この案内板には、峠から、地図では神社のマークがある「天の岩」という祠へ行くトレッキンクロードの道順が書かれている。なんでも展望台もあり、北アルプスが眺望できるらしいのだが、歩道であり、またトラ柵で通行止めになっているので、エイプで行くのは諦めた。次回の楽しみにとっておく。峠の標高は900メートルくらいと思われる。

峠からの下り道は、相変わらずのダートだが、高山市側となり、道の質が違っていた。ガードレールは無く、その代り道幅は広い。草は全く無く、4輪にも走りやすい。日当たりの良い山側で、暖かい。

やがて、15分ほどで、傾斜がゆるくなり、舗装路となった。蔵柱川の橋を渡り、大坂峠・本郷への本線に合流。

Dscf0066_medium Dscf0065_medium 今回で、また新たな峠を発掘した。「天の岩」トレッキングも楽しみである。この峠は4輪車でも楽々走破できるので、オススメ。神岡-蔵柱間のショートカットにもなる。

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鳥屋峠・ツーリング

エイプ100、ツーリングメモ、NO,3

2009年9月5日(土)

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鳥屋峠(とやとうげ)というのは岐阜県高山市・高根町、中之宿から秋神の宮之前に通じる峠。

宮之前のある秋神川に沿っては人家が点在していて、その上流には秋神温泉がある。このあたりは、たしか飛騨の忍者が出た処と聞いている。「赤影」の出身地である。

この峠は権現トンネルが出来る前は、恐らく数百年も前から、中之宿から秋神へと通じるショートカットの峠だったと思われる。しかしトンネルの出来た現在は、あまり意味のない峠になってしまった。

とはいえ、もし、権現トンネルが事故で不通になれば、この峠は迂回路となり、知っていて損はない。

この峠道、めったに車も通らないのに、完璧に舗装されている。初めてゴリラで走破したときは、何でこんな峠道が舗装されているのかと驚いたものである。

ということで、今回はエイプ100の馴らし運転も兼ね、2回目のツーリング。

まず、国道361号線の、小型バイクには恐怖の長い権現トンネルを避けたいので、旧道361号線の久々野ダム、朝日ダム湖ぞいの道を走る。この旧道は廃道であり、2輪のみがなんとか通行できる。4輪車は途中の橋にコンクリート製の車止めがあり、通行は不可能。道の両端から草が茂っているが、バイクには天国の道である。

まず、久々野ダム手前、道路上で、たくさんの岩石の塊に遭遇する。岩石は最大直径30センチ程度のもので、大きいの小さいのゴロゴロと20コほど点在している。こんなものが頭に落っこちてきたら敵わない。足早に素通りすれば大丈夫とアクセルを吹かしたが、接近してみると、この岩石に見えた塊は、なんと猿軍団であった。つまり猿岩石である。

こちらは、お前らより進化したエイプである。ソコノケ・ソコノケ。猿岩石を蹴散らして進む。コヅラ憎い(飛騨弁)キャツラは、時として石をぶつけてくることもあるが、幸いそういうことは無かった。このモンキー軍団は最近では高山市街にも現れたらしい。ゴリラとエイプと退化した猿(私)の縄張りを侵害しては困る。ところでホンダ・モンキーも欲しいものだ。これが手に入れば、モンキー・ゴリラ・エイプのホンダ・エテ公バイク、3兄弟がそろう。

Dscf0043_medium やがてダム湖沿いの道も終え、361号線の鉄橋たもとに合流。道の駅も過ぎて小さなトンネルを越えると民家がある中之宿に到着。ここで右折。案内標識がある。

Dscf0045_medium 完璧に舗装された道を昇っていくと、なんとこんな所にも民家が点在している。標高は恐らく1000メートル以上。

                                               

Dscf0046_medium民家から乗鞍岳の右側がよく見える道をさらに上昇する。道路は完璧に舗装されているが、小枝・葉っぱがいたるところに点在。いかに使われていない道路であるかが分かる。

Dscf0047_medium 鳥屋峠・頂上。標高約1300メートル。猪之鼻牧場への道はゲートがあり通行不能。牧場入り口の反対側にもダートの林道があり、つまり十字路になっている。

                                                                   

Dscf0053_medium 峠を越した下りも、このように最近舗装整備されたような完璧な道路。ただし、最終の地点に近づくと、簡易舗装の部分があり、路面に青ゴケが生えていて、ブレーキングに神経を使う。道の下には沢が流れていて、妖怪「小豆洗い」がいそうだ。もっともこの妖怪は人には害を加えないが。

Dscf0055_medium 峠道、最終地点、橋がかかっているが、こちら側、本線からは極めて見つけにくい場所。標識は目立たない場所にある。右に行けば秋神温泉へと通じる。左は権現トンネル方面。

峠道の全長は、地図では長いように感ずるが、20分程度でクリアできる。

ゴリラの走行では、ほとんどセコギアで時速20キロ、たまにサードギアで30キロという速度で峠を登ったが、今回のエイプ100では、35キロから50キロという速度を維持できた。

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エイプ100、インプレッション

エイプ100・ツーリングメモ、NO,2

2009年、9月1日(火)

納車の慣らし運転で、300キロ走ってのエイプ100・タイプDの印象をメモする。

・デザイン

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私はエンジンの見えるネイキッド・タイプのバイクが好きで、エイプはその範疇にはいるが、この下に曲げられ、後ろで跳ね上げるマフラーは、ちょっと悪ガキ改造っぽく嫌だった。XR100モタードのようなタイプがお好みである。しかし、実物を見るとそれほど気にならなくなった。その他は昔のCB50のようにスリムでいい。

・エンジン

Dscf0027_medium この黒い物体がナゾだった。フィンとフィンの間にがっちりはめ込んであり、触ると明らかにゴム。熱で溶けそうで、しかも冷却を妨げるうえにエンジンの美しさをスポイルするので当初外したが、ホンダに問い合わせると振動・騒音を除去するインシュレーターとのこと。高温に耐えられるゴムだという。再び取り付けたが、カッコワルイナー。

慣らし運転ではエンジンの回転をあまり上げられず、5速のトップギアで時速70キロまでしか出していないが、メーターの許容速度を見ると、4速では70キロまで、トップギアの5速では90キロまで出せるようである。

ただし、5速の70キロからの加速はなかなか困難で、特に向かい風がある場合や、僅かな上り坂でも、80キロ以上は無理だと思われる。恐らく90キロの速度は下り坂でのみ可能だろう。根本的に制限速度で走るバイクであり、車の流れに乗って走るのが丁度良い。

しかし、かっての私もそうだが、世間のドライバーの3人に1人は、制限速度50キロの道を70キロ以上で走ろうとする。そういう輩が後ろに迫ってくると、このバイクではチト厳しい。私も国道で幅寄せされイジメられた。パイクの大きさが原付並みであることも煽られる一因だろう。

尚、5速では30キロの低速走行も可能で、そこからの加速も容易い。その時のエンジン音は「ペコ・ペコ・ペコ・・・・」とカワイイ音を立てるが、50キロ以上では頼もしい音となる。60キロ以上ではヘルメットの風きり音のため、エンジン音はほとんど分からない。単気筒エンジンの振動を気にする人もいるが、単コロの楽しさを味わうバイクでもあるので、そういう方は4気筒のCB400にでも乗ってください。50キロを超えれば振動は気にならない。

・装備

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メーター周り。チッコクかわいいメーターだが見難い。オドメーターはなんと4桁しかない。メーターはハンドルに対して僅かな傾きがあり、シッカリと止められていないようで、手でひねると水平になるのだが、走行の振動でまた傾いてしまう。気になるレベルではないが。メーターの照明は青色でいい雰囲気。

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ハンドルは幅広で、縮小ハンドルに改造する人も多いようだか、私は全然気にならなかった。かえって大型バイクを操っているようで気分がいい。

Dscf0029_small大不評の硬いシート。10分でケツが痛くなる。マゾッ気のある人にはいいだろうが、ほとんどのエイプ・ファンは他メーカーのカスタム・シートと交換してしまう。1万円近い出費となる。

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大不評のフロント・フェンダー。こんな高い位置にあるため、水ハネには役立たず。路面が濡れていれば、50メートル走っても、バイクとライダーは水玉模様で覆われる。早速、フェンダーをタイヤまで下げるキットを予約した。8000円の追加出費。

・ブレーキ

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フロント・リアとも、ディスクブレーキの効きは最高のフィーリング。長い九十九折りの下り坂でも不安感が全く無い。ドラムブレーキ仕様のエイプもあるが、値段はアップしても絶対にタイプDをお勧めする。下りのコーナーリングの楽しさといったらない。

・総合インプレッション

排気容量の割りに値段の高いバイクである。そのくせ、永年、言われ続けてきたフェンダーとシートの不評が全く反映されていない。ホンダの良心を疑うがその部分が改良されていれば90点。もう2馬力パワーアップしていれば100点満点。

でもバイク人生を始めるにはモッテコイのバイク。いいサスで乗り心地もよく(シートの堅さを忘れれば)、オフもオンもこなせ、軽く扱いやすい。維持費も安い。セカンドバイクとしてもお勧めする。車のめったに走らない峠道はこのバイクにとって天国。ヒラリ・ヒラリと車体を操って最高の気分である。

追記:燃費はまだ計測していないが、カタログ数値では55キロ/リッター。しかし実際に走行した感じでは40キロというところ。タンクが5.5リッターしか入らない(原付ゴリラは9リッター入るというのに)ので、200キロ走行あたりで給油しなければならない。

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エイプ100・納車

エイプ100、ツーリングメモ、NO,1

2009年、8月29日(土)

Dscf0017_medium_4 ←クリックすると拡大します。

本日、注文していたホンダ・エイプ100-タイプDをバイク屋に受け取りに行く。湿度が増し、蒸し暑い午後。ヘルメットを片手に15分ほどお店までウォーキング。

納車はわざわざバイク屋まで足を運ぶまでもなく、向こうから軽トラに乗せ、自宅まで来てくれるのだが、そうすると近所の人に見られ、少々恥ずかしいので自ら店まで取りに行くことにした。

代金は現金で支払う。値引きは5パーセントであるが、ネットで調べると、全国どこでもこれくらいのものだった。

このエイプ100というバイク。サイズは50CCの原付と変わらないコンパクトなもの。しかし排気容量は99CCであり、そのパワーは、ほぼ原チャリ・バイクの2倍ある。従って、速度は60キロ以上余裕で出せるのだ。これなら国道を車の流に乗って伴走できる。

原チャリ(49CC未満)は最高速度30キロであるが、このバイクは、その速度規制にも引っ掛からない。つまり法定最高速度の60キロをおおっぴらに出せる。

にもかかわらず、諸経費・税金は原付である。故に50CC以上124CC未満は、ちょっと美味しいカテゴリーである。

お店で一通り説明を受け、エイプを発進。約20年前、自動二輪中型の免許を取り、ずっとペーパーライダーで、原付のホンダ・ゴリラのみのバイク経験だったが、これで原付以上のバイクを初体験する。

このバイク。馬力は6.3馬力であるが、排気容量のわりにローパワーなのは、平成19年度の排気ガス規制により、排気マフラーに浄化装置などが追加されパワーダウンしたため。本来なら、9馬力は出でもいいはずなのだが、お役人は、こんな小さなエンジンから手っ取り早く行政処置を行ったようだ。これはちょっとした小市民へのイジメである。

とはいえ、今まで乗っていたゴリラ・2.6馬力の2倍以上のパワーとトルクであり、体感的には軽自動車の加速に近い。走り出して、このパワーと加速の制御にまごついた。300メートルほど走って、一時停止のところで、ローギアに入らず初エンスト。キックして再スタート。このバイクにはセルスターターは無い。このキックスターターは、当然のことながら、ゴリラのキックより遥かに重い。

調子に乗ったところで、国道41号線に入る。時速45キロがやっとのゴリラでは遠慮するところであるが、4速ギアで上り坂を余裕で50キロ走行。気持ちが良い。ここは法定速度40キロの道。車に煽られることもない。これはうれしいことである。

初ツーリング目的地は高山市・朝日町カクレハ高原。大規模林道を利用し、美女峠を越えてから、朝日町市街を通り、ここからの道は2車線のだだっ広い道が連なり、しかも車はほとんど走っていないという快適な道。ゴリラでさえも、気持ちの良い道である。

ほんとうに気持ちの良い時間。至福の時間と空間。最高速度は70キロ出た。バイクでは初体験の速度。

単気筒エンジンのリズムも良い。エンジンブレーキもよく効く。(単気筒のため)、またディスクブレーキの効きも気持ちが良い。パイクを操る楽しさは、前・後輪のブレーキングにも存在する。

カクレハ高原・キャンプ場からは、林道を登り、乗鞍青年の家方面に行けるのだが、一部ダートになっていて、せっかくの新車が汚れるので、引き返す。

戻った美女高原の池で記念撮影。

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そこから再び大規模林道のゴキゲンなコーナリングを楽しみ、高山市・丹生川町まで走る。このあたりはゴリラで30キロ、40キロ走行でチンタラ走りしている、お馴染みのエリアだが、エイプならスイスイ。アッと言う間に国府町まで来てしまった。

国府の寺で一休み。エイプのシートは堅く、30分でケツが痛くなる。痛みがピークになったころが休み時で、丁度、体を休めるにも都合がいいと解釈する。ここで記念撮影。

Dscf0020_medium 気が付くと2時間以上も走っている。少々疲れた。高山市内の我が家に戻ることとする。途中、上野農道で、散水車が水を撒いていった箇所に遭遇。300メートルばかし、泥で汚れた道を走ったが、タイヤからの泥ハネでバイク本体と自分の体の前面は泥の水玉模様に覆われる。

エイプのフロントフェンダーは飾りだけのものであり、ドロハネには役立たずというのが、ネットでも知れ渡っている常識である。これは何とかせねば。さっそく、フェンダーをタイヤまで下げるキットを予約した。その効果を期待する。

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